トレンド&コーディネイト

【40代女性】服は何着あれば着回しできる?春夏秋冬アイテムリスト【実例】

皆さんは「40代女性のファッション」といえば、どのようなイメージがありますか?

アラフォー~40代はまだまだ子育て真っ最中…という人も多いながら、少しずつ子どもの手が離れ、自分の好きなお洒落を楽しめる年代ではないでしょうか。

また、正社員・パートなど働き方はさまざまですが、多くの人が外に出て働いているのではないかと思います。

通勤やオフィスでの服装、プライベートなお出かけ、一日家で過ごす日などでコーディネートも少しずつ変わってきますが、限られたスペースと予算でおしゃれを楽しむには、季節ごとにそれぞれ何着くらいの服があれば良いでしょうか?

2014年にベストセラーになった書籍『フランス人は10着しか服を持たない』や、最低限のモノだけでシンプルに暮らす「ミニマリスト」がブームになったことからも分かるように、服の数は多ければ多いほど良いわけではなく、厳選されたものを着回すほうがいい…と考える人が増えていると感じます。

でも、具体的には何をどのくらい揃えればいいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、40代のワーキングマザーである筆者のワードローブの揃え方を例に、大人の女性が季節ごとに持っておきたいアイテムや枚数をリストにまとめてみました。

私は現在は在宅勤務中心ですが、少し前までの

  • 事務系のパート(制服なし)…週4日
  • 子どもの学校の行事やPTA活動…月2~3回
  • 友人やママ友とのランチやお出かけ…月1~2回

という生活を基準にしました。

皆さんの春夏秋冬のワードローブ計画やショッピングの参考になれば幸いです。

【春】明るめのワンツーコーデ

春は基本的にトップスとボトムスの「ワンツーコーデ」をメインにします上下3~4点をお互いどれでもほぼ組み合わせできるように揃えておけば失敗がありません

私の春の手持ちアイテムは以下のとおりです。

  1. コットン(またはコットン混)の長袖ニット(ライトグレーやパステル系など明るめのカラー)…1着
  2. 長袖のカットソー(白、グレーなどのベーシックカラー)…1着
  3. シャツまたはブラウス…1着
  4. 前開きのロングワンピース…1着
  5. レギンス…1着
  6. ストレートパンツ(白~ベージュなど)…1着
  7. 柔らかい素材のワイドパンツ/または薄手のワイドデニム…1着
  8. ストレートシルエットのスカート…1着
  9. ロングプリーツスカート…1着
  10. ジャケットまたはスプリングコート…1着

1.のコットンニットや3.のシャツ+6.ストレートパンツや7.ワイドパンツ、8.のストレートスカートを合わせれば、通勤や私服OKの職場向けオフィスカジュアルとして。

お出かけのときは、ボトムを9.のプリーツスカートに替えたり、4.ワンピースの下に5.レギンスや7.ワイドパンツを重ねます。

春のファッションでお洒落に見せるポイントは、3月になったら、できるだけファーやムートン・ダウンのアウター、もこもこしたニットなどの冬アイテムは片付けること。

本当は立春(2月4日)からが良いのでしょうが、さすがにそれは寒すぎるので、私は無理せず、春の気配を感じ始める3月を基準にしています。

寒の戻りから身を守るには、薄くて温かい機能性インナーに頼るのもありですが(笑)、スプリングコートストールなどの巻き物も重宝します。

仕事柄、かっちりしたファッションが多めの人はスプリングコートのかわりにテーラードジャケットという選択肢も。

【夏】「重ね着」と「洗濯」をポイントに

夏のファッションの2大ポイントは「冷え対策」と「汗対策」ではないでしょうか。

通勤の電車やバスもオフィス・店舗もエアコンが強く効いていることが多い一方で、自宅や、歩いて駅や学校まで行くときには汗をかくため、「重ね着がしやすいアイテム」洗濯できるアイテム」を中心にワードローブを組み立てていくと失敗が少ないと思います。

(実は私も、「素敵!」と一目惚れして購入したバックレースのブラウスを持っていますが、1回着て汗をかいたので洗濯したところ細かいシワがひどく、猛暑の中アイロンをかけるのも辛くて、ほとんど出番がなくなってしまった…という残念な体験があります。)

  1. インナー用のタンクトップやブラトップ(ランジェリーが見えないもの)…淡色・濃色各1着
  2. シャツやブラウス(家で洗えてシワのできにくいもの)…2着
  3. 袖や身頃のデザインにひとひねりあるカットソー…2着
  4. パンツ…春と兼用(ストレートタイプ/ワイドタイプ)
  5. スカート…春と兼用(ストレートタイプ/プリーツ)
  6. ワンピース…真夏向けのデザインを1着
  7. はおりもの…職場用/プライベート用各1着

はおりものは、職場にはコットンのカーディガン、プライベート用には薄手のパーカなどを選ぶと良いでしょう。UV加工のものが多く出回っています。

【冷房対策】夏カーディガンの着こなし&大人コーデ【接触冷感】

春に着たロングワンピースの前を開けて、ロングカーディガンのように着回すのもおすすめですよ。

お出かけには、夏らしいフレアタイプのワンピースでガラッと気分を変えて楽しんで。

【夏ワンピ2020】大人の夏ワンピースコーデ、ポイントは色使い。

【秋】秋色で季節感を!

春とは反対に、9月になり秋の気配を感じてきたら、サンダルやかごバッグ(ファー付きなど、あえて秋冬向けのデザインは除きます)などの夏アイテムはお手入れして片付けるのが、おしゃれな着こなしのコツです。

とはいえ、まだまだ残暑は厳しいので、コットン100%の夏素材でも、モスグリーンやブラウン系・ボルドー・マスタードなどの色を選ぶ「秋色夏服」もぜひ活用して。

「秋色夏服」とは?2019秋へのブリッジコーデ、買い足しアイテムのヒント

秋は以下のラインナップで乗り切れるのではないでしょうか。

  1. カットソートップス(シルエットの美しいもの)…明るめカラー・ダークカラー各1着
  2. カシミヤのVネックニット
  3. ローゲージのざっくりニット
  4. シャツまたはブラウス(春と兼用)
  5. ストレートパンツ(ネイビー、黒など)…1着
  6. ニットのワイドパンツ…1着
  7. ストレートシルエットのスカート(春と兼用)…1着
  8. ロングプリーツスカート(春と兼用)…1着
  9. ジャケット(春と兼用)またはさっとはおれるノーカラーコート…1着

1.のカットソーは、しっかりした肉厚素材でデザイン性があり、職場でも着られそうなものがおすすめ。
2.3.のニットとシャツやブラウスを重ね着するのもいいですね。

6.のニットパンツは、ぱっと見はきっちり見えるのに、動きやすくあたたかいのでおすすめ。ひざが出やすいのがネックなので、細身のものよりワイドタイプを選びましょう。

「春と兼用」の各アイテムについては、ベーシックな色ならそのまま使えますが、パキッとしたイエローやオレンジなどのビタミンカラー、ラベンダー色やピンクなどパステルカラーであれば、秋冬向けに別に揃える方がおすすめです。

「ノーカラーコート」は、1着持っておくと、冬本番になる前のショッピングなどにさっとはおれて便利です。

 

【冬】素材を選んで優しく暖かく

冬はどうしても暖かさ重視で、ドレスコードが厳しくない職場ではニット中心になると思いますが、40代女性でよく耳にするのが、「素材のチクチクが気になる」というものです。

年齢を重ねるごとに肌の角層は薄くなり敏感になりがちといわれます。また、更年期やプレ更年期の症状として感覚が過敏になる人も。

できるだけ肌に触れるインナーは綿混など天然素材にしたり、ニットの首回りのチクチクが気になる時は、カシミヤなどの柔らかい素材を選んだり、シルクのスカーフを巻くなどして対策しましょう。

【スカーフの基本とアレンジ】スカーフの首への巻き方、バッグへの巻き方。アレンジ方法を特集!

冬のワードローブ例です。

  1. カシミヤのVネックニット(秋と兼用)…1着
  2. タートルネックのニット…1着
  3. ジャケット(ウールなど冬素材)…1着
  4. ストレートパンツ(秋と兼用)…1着
  5. ニットのワイドパンツ(秋と兼用)…1着
  6. スカート(冬素材)…1着
  7. ニットワンピース…1着
  8. ノーカラーコート(秋と兼用)
  9. 防寒用のロングコートまたはダウンコート…1着

6.のスカートは、形はお好みで良いですが、素材は「ツイード」「ウール」「コーデュロイ」などの冬素材が見た目にも季節感がありあたたかいのでおすすめです。

お出かけや、比較的ドレスコードが自由な職場であれば「エコレザー」のスカートも良いですね。

新定番のエコレザー・フェイクレザー。大人女性も堂々と着こなして

なお、筆者の元職場や知人にアンケートをとってみたところ、来客対応の少ない職場や在宅ワークでは、真冬にはあたたかくて軽いライトタイプのダウンベストやダウンジャケットをはおりものにしている人が多数でした。

POINT

  • 春はカットソーやコットンニット+パンツ・スカートのワンツーコーデメインで
  • 夏は「洗濯できる」「重ね着で温度調節できる」を意識して揃えよう
  • 秋の気配を感じたら、色で季節感を
  • 40代の冬ニットは上質な天然素材で肌に優しく

今回は、私のワードローブを元にした一例をご紹介しましたが、ニューノーマルの時代に少しずつファッションのルールも変わっていくかもしれません。

それでも基本さえ押さえておけば、小物などでアレンジして飽きずに着回せるはず。ぜひ参考にしてみて下さいね。