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【スカーフの基本とアレンジ】スカーフの首への巻き方、バッグへの巻き方。アレンジ方法を特集!

この春は「スカーフ」が気になります。
スカーフは英語でscarf、語源は「首から吊るす袋」。「スカーフを巻く」はwear a scarf…「着る」と同じwearを使うんですね。
コーデの主役からポイントのアクセサリー、ヘアアレンジにも使える便利なスカーフ。基本とアレンジ方法をファッションのアクセントに活用していきましょう!

巻き方の基本となる折り方、CA(キャビンアテンダント)のスカーフの巻き方、バッグへの巻き方、サイズや素材、スカーフとストールの違いまで…スカーフの基本とアレンジについてお届けします!

スカーフの首への巻き方の基本、3つの折り方

スカーフの巻き方については、基本の折り方を覚えておくと便利です。

バイアス折り

バイアスとは織物の布目に対して「斜め」であること。
広げたスカーフの2つの角を双方から中心に向かって折りたたんでいき、好みの幅にして半分に折り細長い状態にすることを「バイアス折り」といいます。
最後に先端をどう見せたいかで仕上げの折り方は複数あります。

そのままシャツやジャケットに流すように首にかければ「ライニング」。リボン結びをすれば「リボン巻き」。さらに、さまざまな巻き方結び方アレンジのベースになるのがこの「バイアス折り」です。

組曲【シルク100%】フラワーブーケツイル スカーフ

三角折り

正方形のスカーフを対角線で折り、三角にするのが「三角折り」です。
三角折りの巻き方もアレンジが豊富。三角を背中にして端を前で結ぶ「セーラー巻き」、大判のスカーフの三角を前にして首の後ろで結んだ端を前に流す「アフガン巻き」、三角を前にして端を首の後ろに通し、三角の上に結び目を載せる「カウボーイ巻き」があります。


AG by Aquagirl ダイヤスカーフ

プリーツ折り

スカーフの一辺の手前から交互に山折り・谷折りを繰り返して折りたたみ、細長いプリーツ状にします。首にかけて結びプリーツを広げれば「プリーツ巻き」になります。

この3パターンの折り方がわかればあとは結んだり巻いたり、応用するアレンジも楽しくなります。この他ねじって作る「ツイスト」などもあります。

ANAのCA直伝!スカーフの巻き方

スカーフと言えば航空会社のキャビンアテンダントの姿を思い起こす方も多いのでは?

CA流スカーフの巻き方マニュアル

https://www.ana.co.jp/travelandlife/infographics/vol10/

こちらはANAのWebマガジン「Travel & Life」に掲載されているスカーフの巻き方マニュアル。基本の折り方・巻き方がシンプルに図解されており、わかりやすいコンテンツです。
CAらしい華やかさのあるアレンジ、「カーネーション巻き」や「薔薇巻き」も紹介されています。

巻き方のバリエーションは、動画でチェック!

スカーフの巻き方は多彩。HOW TOの手順を知りたい時にはYouTubeを検索してみましょう。
例えばこのような動画はいかがでしょうか。

スカーフの巻き方・ループノット(ナノ・ユニバース)


バイアス折りに結び目(ノット)を作って先端を入れる「ループノット」の作り方をわかりやすく解説しています。

エルメスのスカーフを使ったスカーフの巻き方(MaiTaiColletion)


エルメスのスカーフを使った巻き方例です。サイズ違いのバリエーションも。
この他にもたくさんの動画があるのでチェックしてみてくださいね。

バッグへの巻き方、3つの方法とは?

バッグにスカーフをあしらえば、シンプルなバッグに新しい表情が生まれ、コーデのワンポイントになりますよね。
使いやすい基本の3パターンをご紹介します。

一本結び

バイアス折りにしたスカーフを二つ折りにして持ち手にかけ、結ぶだけのシンプルな巻き方です。

ハンドル結び

バイアス折りのスカーフを持ち手のハンドルにぐるぐると結び付けていき、ハンドルの付け根で結びます。かごバッグなどカジュアルなバッグもスカーフの柄で華やかに!

カーネーション巻き

スカーフの角の四隅を内側に折って正方形を作ってからプリーツ折り、ハンドルの付け根に固結びして花のように広げます。
CAの巻き方マニュアルにあるカーネーション巻き①のアレンジです。
首回りのカーネーション巻きはちょっと華やかになりすぎ?と思った時も、バッグに使うと大人可愛い効果が出せそうです。

ベルト代わりやヘアアレンジ…スカーフの使い方・応用編

簡単でおしゃれな「ベルト巻き」アレンジ

バイアス折りをボトムのベルトループに通して結び、コーデのアクセントに!シンプルなモノトーンのパンツやデニムスタイルをブラッシュアップします。

ヘアバンド、ヘアアクセサリーとして

バイアス折り三角折りをベースにして頭回りに巻き、ヘアバンドやカチューシャ、ターバンのように使えばヘアアレンジのバリエーションが広がります。

スカーフのサイズと素材は?スカーフとストールの違いとは?

スカーフのサイズ

スカーフのサイズは90㎝×90㎝の正方形が基本形と言われています。
エルメスの「カレ」(フランス語で「正方形」の意味)の70%はこの90㎝×90㎝サイズだそうです。

45㎝×45㎝程度のプチスカーフ~140㎝×140㎝など大判のショールタイプまでバリエーションがあります。また巻きやすさを考えた長方形タイプのロングスカーフも便利です。ブランドによっても様々なサイズ設定がありますので、購入するときはサイズを確かめて。

スカーフの素材

スカーフの代表的な素材はシルク。ポリエステルやレーヨン、コットンも使われています。
織り方は張り感のあるツイル(エルメスが代表的)、柔らかいサテン、透け感のあるシフォンなど。
デリケートな素材で作られていますので、優しく取り扱ってくださいね。

スカーフとストールの違いとは?「巻き物」用語の使い分け

日本では、おおよそ以下のように使い分けているようです。

  • スカーフ…正方形の薄手の布。ファッションアイテム。シルク、ポリエステルなどデリケートな素材のイメージ
  • ストール…本来は「肩掛け」。長さがあり素材はウール・綿・麻など多彩、オールシーズン対応。メンズの巻き物なども
  • ショール…ストールよりさらに大判の布。正方形を三角折りにして使うイメージ。素材イメージはやや厚手のシルクやウール。
  • マフラー…防寒用の細長い巻き物。基本的に冬のアイテム。素材イメージはウールニット(毛糸)。

正確な線引きというよりは、素材感や着こなしの使い勝手で呼び分けていることが多い印象です。
実は、英語のscarfは幅広い使われ方をしており、日本でいうマフラーやストールも全てスカーフの範囲なのです。海外サイトを見る時の参考にしてくださいね。

POINT

  • スカーフのアレンジは多彩。基本の折り方は「バイアス」「三角」「プリーツ」
  • 首回りに巻く他、バッグに結んだりヘアアレンジなど応用も楽しめる
  • 「巻き物」用語はいろいろ。英語のscarfはマフラーやストールも含む

いかがでしたか?スカーフを取り入れるだけでコーデに華やかさや柔らかさが加わります。スカーフの魔法を楽しんでくださいね。
今シーズンはスカーフ柄のトップス、ボトムなど応用アイテムも充実。スカーフ柄のバッグもなかなか魅力的!


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