2022年からの注目ワード「Y2K」。
アイテムなら「クロップトトップス」や「シアータートル」。
新型コロナの影響から高まった、スローファッション志向の流れの中でも生まれるトレンド。
機能だけでなく、いかに私たちがファッションにパワーを求めているかがわかりますね。
ということで、今季もファッショントレンド記事が更新!
2023SS(春夏)のキーワードは「ジョイフルカラー」と「ヘルシーな肌見せ」。
ただ、ファッション志向はシンプル傾向。
そのため、アクセサリーをはじめとする小物を用いてアクセントをつける方法が重要に。
では2023SS(春夏)のアクセサリートレンドは?
今回もランウェイルックから、トレンドアクセサリーのアイディアを3つピックアップ。
2023SS(春夏)トレンドアクセサリー3選
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ファッションへのポジティブな感情が高まっている2023SS。
アクセサリーももちろん欠かせません。
2022SS(春夏)から人気が継続している「チェーン」に関してはもはや定番化しているため今回は割愛。
ただ、チェーン以外にもシーズンを跨いで注目されているアイテムがあります。
まずは前シーズンにあたる2022-23AW(秋冬)のアクセサリートレンドをおさらい。
2022-23AW(秋冬)
- リボン(ボウ)モチーフをモチーフとして、またはスカーフなどのポイントに
- ビジューやラインストーンなどのキラキラアイテム
- 手元に彩りを加えるバングル、グローブ
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シーズンを超えて、特に引き続き注目を集めているのがバングルです。
TREND 01:バングル
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今季はよりデザインに幅が生まれた「バングル」。
各ブランドが提案するつけ方にも多様性がみられます。
CHANEL(シャネル)ではブラックレジンにメタル、クリスタルを散りばめたバングルを両腕に。
長袖のトップスと合わせるとシャツのカフのように馴染み、それでいて主張ある手元になります。
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Tory Burch(トリーバーチ)はメタルバングル(カフ)の上腕への着用を提案。
バングルとカフ、ノースリーブゆえの肌見せを活かした、片腕に二つ着けるバランスはぜひ真似したいですね。
TREND 02:カラーアイテム
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つぎに注目を集めているのが「カラーアイテム」。
ビーズ、ガラス、アクリルと素材は問わず、洋服で色を取り入れるのが難しいならまずはアクセサリーから!
ビーズなら小粒のものでなく、パールのように大きなものを用いたアイテムがトレンド。
Marina Moscone (マリーナ・モスコーン) はブラレットを提案。
ブラレットとはワイヤーを使わないブラジャーを指しますが、広義では“胸元を覆う飾り”。
マットなブラックドレスに色と艶をさして、ドレッシーな印象に仕上げています。
「ビジューウェア」とも呼ばれる“着るアクセサリー”は2023SSの注目デザイン。タンクトップ、Tシャツやブラウスにも合わせてみたいアイテム。
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JIL SANDER(ジルサンダー)では、真鍮とビーズカットの天然石を採用。
ハリのある素材のドレスにクラフト感を加えて、日常に馴染むスタイリングに。
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Dries Van Noten(ドリス ヴァン ノッテン)が提案したのはブローチ。
グレイッシュなグリーンに色相の異なるブルーを添えて、カラーの掛け合わせを楽しんで。
「ジョイフル」なカラー使いを楽しむのであれば、ドリスのこのアイディアはおすすめ。
TREND 03:リサイクルゴールド
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最後に取り上げるのはアイテムではなくひとつのブランド。
2022年、PRADA(プラダ)はリサイクルゴールドを使用したジュエリーを発表しました。
「今」のトレンドというよりスローファッションの流れに沿うものですが、これはテキスタイルや小物をメインに展開するラグジュアリーブランドとして初めての試み。
これからのジュエリー・アクセサリーを変えるひとつのきっかけとなりそうと考えたため、ピックアップ。
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プラダが使用しているのは「Chain of Custody(生産物流管理)」基準に適合した、リサイクル認証ゴールド。
これは原産地から生産に渡るすべての工程が明らかになっていることの証明であり、また購入者もこの工程を確認できるというもの(留められたメレダイヤモンドも!)。
今までファインジュエリーを展開していなかったプラダのこの試みは、プラダを象徴するトライアングルモチーフや、ハートやスネークなどのジュエリーとしてオーセンティックなモチーフで実現。
価格は20万円から1,000万円(2022年11月時点)。
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リサイクルゴールドを用いることは、環境や安全へ配慮するひとつの手段。
ジュエリーブランドではない、ラグジュアリーブランドが提案するということに新しい時代の訪れを感じますね。
POINT
- 2023SS(春夏)のアクセサリートレンドは「バングル」「カラーアイテム」
- バングルは両腕につけたり、アームカフとの重ね付けなど多様な着け方を提案
- カラートップスに異素材のカラーアクセサリーで「ジョイフル」なコーデに
- 2022年プラダが発表したリサイクルゴールドコレクションは、ラグジュアリーブランドが展開するジュエリーのこれからを変えてくれそう
多様な着け方、ジョイフルなコーデ、新しい素材…ジュエリー・アクセサリーの進化や存在感アップが感じられる2023SSシーズン。トレンドのエッセンスを取り入れてみて!
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。