2023年春夏（SS）のファッショントレンドは？
コロナ禍の約3年を経て、おしゃれへのポジティブな感情が高まっている2023年。
波乱の時代ですが、カラーとおしゃれの力で元気にいきたいものです。レディスを中心に2023年春夏ファッショントレンドのポイントをお届けします！
2023年春夏は心躍る「カラー」使いと「ヘルシー」ムードで！
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ジョイフルに！2023SSはカラーの使い方に注目
2023年の春夏、本格化しそうなのが「カラー」を活かしたファッション。
きれいな色を身に着けるとテンションが上がりますよね。さまざまな制限からの解放感や高揚感、明るい世界への希望から、心躍るカラーを取り入れる傾向が高まっています。
2022年もポジティブな「カラフル」をトレンドとしてあげましたが、実際にはそこまで取り入れる機会がまだなかった…という方も、2023年は挑戦を！
2023年の春夏は、ビビッド、ブライトといった元気なトーンから優しくソフトなカラーまで色提案のレンジが幅広いため、「ジョイフルカラー」（楽しい色）といったマインド目線の表現が注目されそう。
ヘルシーな大人の肌見せ/ボディコンシャススタイル
1980～90年代やY２Kのエッセンスを取り入れた「懐かしい新しさ」が本格化。
シルエットが変わり、ボクシーなショートトップスやウエストを感じるエレガントなスタイルが中心になってきました。
メリハリのあるバランスを楽しむ傾向で、「クロップトトップ×ボリュームボトム」やボディコンシャスなアイテム、ショートボトムも人気になりそう。またレイヤードのバリエーションも増加。
それにともない、「肌見せ」──ウエスト付近や背中の肌見せ、シアー素材による透ける肌見せにも注目。
新しい意識のポイントはセクシーではなく「ヘルシー」であること。
「ヘルシー」（健康的）「センシュアル」（官能的）といったキーワードが多く見られますが、自分のボディを愛する、自分らしさを表現するという視点が大切になりそう。
（ただ一般マスコミは「ボディコン」「ミニ」が大好きなワードのようなので、「ボディコン復活！」といった表現の人気が出そうな予感も…。）
▼昨年来の新しいボディコンシャスの流れについてはこちらの記事をどうぞ。
「愛着」への希求。タイムレス、ユーティリティームードの拡大
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ファストファッションからスローファッションへ。
自分の愛着アイテム、定番アイテムを大切に長く着る、自分らしいファッションへの希求が年々高まってきました。タイムレスなシンプルエレガンススタイルやトラッドテイストも人気拡大。
ユーティリティ（Utility）とは、「役に立つもの」「有用性」といった意味。
タフで長持ちする素材やアイテムという視点でも、スポーツ、ミリタリーやマリン、アウトドアといった機能的な分野からのインスピレーションがより多く使われそうです。
2023年春夏のトレンドカラー・素材・注目アイテムは？
COLOR ──カラー
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ジョイフルカラー、ハッピーカラー！2023年春夏は艶やかで発色のきれいな色合いが増加。
すでに先行して人気のグリーン、ブルーに加え、2023年春夏は幅広いトーンのピンクが躍進！オレンジ、クリームイエローなども注目カラー。
2023年春夏に注目したいのは、色の使い方、配色。
トーンオントーン配色（例：濃いピンクと淡いピンクを組み合わせる）や、イエロー×ピンク、ブルー×グリーンといった配色、ベーシックカラーの中のアクセントカラー使い、アイテム内でのバイカラーやカラーブロックなど…「カラーを楽しむ」気分が盛り上がりそうです。
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いっぽうで、ヘルシーな素肌感のイメージから肌になじむようなベージュ～クリーム系、またカラーと対比される黒や白のワンカラー、黒×白といった配色にも注目。
MATERIAL ──素材
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2023年春夏の注目素材は、サマーツイード。
22~23秋冬からアウター素材に再ブレイクした「懐かしく新しい」ツイード。個性やオリジナリティを出せるのも魅力。春夏はカラーも楽しめるサマーツイードがさらに人気に。
シアー、シースルー素材は人気継続拡大。特に薄手シアートップスは幅広く使われそう。レイヤードコーディネートアイテムとしても有能ですよね。
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ユーティリティ感覚のデニムやチノ、タイプライタークロスといったワーク＆機能素材は人気拡大。ヴィンテージ感のあるダメージデニムなども復活。
また注目なのがツヤ・輝き系素材。タフタのようなエレガントなハリ感・光沢感のある素材やサテン、ラメ、メタリック素材も日常に投入されそう。
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夏に向けてはリネンが人気になりそう。
柄はスタンダードな花柄やチェックに加え、抽象柄やグラデーション柄に注目して。
ITEM──注目アイテム
- クロップトトップス
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クロップト丈のアイテムは人気拡大！
特に春はレイヤードスタイルとして、シャツやシアートップスとの組み合わせで取り入れやすそう。
若い世代はミニボトムと合わせる方向。夏はヘルシーな肌見せ感も上昇！
大人世代にはクロップトトップス×ボリュームボトムのバランスが人気に。
- ジレ・ベスト
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テーラードジャケットのエレガントなセットアップスタイルも一部注目ですが、日本における季節感やライフスタイルを考えると、ジレやベストをジャケット的に着こなす方がより人気となりそう。
特にツイード素材のジレはスタイリングに取り入れやすい上、きちんと感も出せるプラスワンアイテムとして注目です。
ツイードジレ×パンツのセットアップなら大人の女性のお仕事スタイルにも。
カジュアルボトムと合わせて、スポーティー×かっちりなどのテイストミックスにも活用できるのが魅力。
いっぽうニットベストも、ネット・メッシュのような透ける感覚のアイテムや、逆にシアートップスをカバーするビスチェのようなアイテムなど、使い方やデザインが拡大。レイヤードコーデが楽しくなりそうです。
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- カーゴパンツ
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ユーティリティアイテムが拡大。中でもミリタリー由来のカーゴパンツは、すでに定番として定着はしていますがバリエーションが拡大中。
光沢のある素材やカラーカーゴなど、エレガントカーゴに注目。
- ボリュームブラウス・ニット
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タフタ素材のボリュームブラウスやボリューム袖ニットなど、ボリューミーなフォルムが増加。
ビッグカラー、ボリューム袖、ボウやフリルなどボリュームテクニックが拡大。ハイウエストボトムと合わせてスタイルアップにも。
- アクセント小物
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ファッション自体はシンプル方向なので、アクセントになるカラーバッグやアクセサリー、ベルトなどが重要に。小物や雑貨のデザインバリエーションが増えそう。
ファストからスローへ。トレンドとの付き合い方の変化
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タイムレスな視点で自分らしいスタイルを
ハイブランドから激安店まで、また店舗にネット、二次流通（中古品）やサブスクリプションまで登場する現代の衣生活。価格帯もテイストも買い方も多様化していて、かえって迷ってしまう方も？
働き方や生き方もひとそれぞれ違う「個」の時代へ。ファッションの多様化は促進されそう。
2022年も「定番を活かすスローファッション」の傾向をお伝えしましたが、さまざまな制限もなくなってきた2023年こそ、また改めて自分のライフスタイルと自分らしいおしゃれの哲学、どうメリハリをつけていくのか…を模索する時なのかもしれないですね。
ソーシャルトレンドや社会情勢から考えても、大きくはファストファッションからスローファッションへの意識変化が進んでいます。
特に大人世代はほどよくトレンドも取り入れながら、タイムレスな視点、少しロングタームで自分らしいスタイルを創っていく方向を目指したいもの。
長く愛着する、お手入れしながら長く使うのも良し。ユーティリティへの注目も、こうした志向が強まっているからとも言えますよね。
この春のワードローブ、自分の「好き」「新・定番」を見つめてみる機会にしてみるのもいいですね。
POINT
- 2023年春夏トレンドは「ジョイフルカラー」と「ヘルシーな肌見せ」
- ユーティリティや新・定番志向の流れも大きい。レイヤードやアクセント小物で変化を
- ファストからスローへ。2023年春夏は自分らしさを見つめる機会に
【注目カラー】心躍るカラーの中でも注目色・ピンクの種類についてはこちら！身に着けてみたいピンクの色味、探してみてくださいね。
マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。
