ジュエリーの基礎知識

【宝石の種類】ターコイズ:意味と誕生月、スリーピング・ビューティーとは?

青から緑まで、さまざまな色合いを見せてくれるターコイズ(turquoise)
インディアンジュエリーに用いられている宝石、という認識の方も多いのではないでしょうか。

カジュアルな印象のターコイズですが、なかには希少なものもあります。
意味や誕生月、スリーピング・ビューティーとは?

今回はターコイズの基礎知識についてお届けします。

ターコイズの意味、和名は?いつの誕生石?

ターコイズの意味と和名

古期フランス語でトルコ、トルコ人を意味する「turk」が語源となったターコイズ。
紀元前から魔除け・幸運を呼ぶ石として身につけられていました。

モース硬度は5〜6で、三斜晶系の燐酸塩鉱物です。

ターコイズの和名は「トルコ石」。
その名前からトルコで採れる宝石と思われがちですが、現在のトルコでは産出しません。

諸説ありますが、ペルシャからトルコを経由してヨーロッパにもたらされたという説や、ベニスの船乗りがトルコでこの宝石を購入し名付けたという話があります。

参考記事:宝石の和名が知りたい!名付けに役立つ宝石の名前や漢字のヒント一覧

石言葉

ターコイズの石言葉は「成功と繁栄」、「健やかな体」。
古くから愛されてきた宝石のひとつであり、エジプトやペルシャ、メキシコにチベットなどの地域で用いられてきました。

12月の誕生石

ターコイズは12月の誕生石。

夜空を連想させるラピスラズリ、澄み渡った空のようなターコイズ。
どちらの青も魅力的ですね。

関連記事:知っておきたい!誕生石の一覧と意味(石名の英語表記つき)

ターコイズは何色?スリーピング・ビューティーとは

ターコイズは青?緑?

ターコイズはどんな色と聞かれれば、シルバーに映えるブルーの宝石という方もいれば、ペールグリーンと答える方もいるのではないでしょうか。

ブルーに分類されることの多い宝石ですが、含まれる成分によって色合いが異なります。
青色は銅を多く含み、メキシコやアメリカで採れる緑色が強いものは鉄を多く含んでいるのです。

その色味と光沢の美しさは、ターコイズでしか堪能できない魅力。
カボションのほかにもビーズカメオに加工されます。

最も評価の高い色は「コマドリの卵」のようなブルー

スリーピング・ビューティーとは

イラン産のターコイズは最も品質が高いとされており、ほかの産地で採れるものとは異なる深みのブルー。
ほかの産地のターコイズに比べて硬度も高い傾向にあります。

しかし、緑がかったものが多いとされているアメリカにも最高品質のターコイズがあります。

アリゾナ州スリーピング・ビューティー鉱山で採れる「スリーピング・ビューティー」は、鉄分をほとんど含まず、濃く澄んだ青は宝石と呼ばれるのにふさわしい佇まい。

天然のターコイズに多く見られる斑がなく、均一な色と光沢感が魅力的ですね。
すでにスリーピング・ビューティー鉱山は閉山されてしまいましたが、同様の特徴をもつターコイズを「スリーピング・ビューティー」と呼ぶことも。

一方、スパイダーウェブ・マトリクスといった蜘蛛の巣が張ったような模様のターコイズや、黒や褐色のすじが入ったものでも、石をより美しく見せるものであれば評価が高くなることもあります。

国によって人気の色や模様の有無が異なるのも、ターコイズならでは。

取り扱い時の注意点は?

粉末を固めたり他の鉱物を染色した模造品が古くから出回っているため、購入時には注意が必要です。

また、多くのターコイズは耐久性の向上や退色を防ぐため、プラスチックを染み込ませる含浸処理や他の化学処理が施されています。

未処理のものは水分を吸収し変色やしみの原因になるため、特に水分には注意しましょう。

お手入れには超音波洗浄器は避け、柔らかい布で乾拭きし保管してくださいね。

POINT

  • ターコイズは銅を多く含むとブルー、鉄を多く含むとグリーンが強くなる
  • 評価の高い色は「コマドリの卵」のようなブルー
  • 変色を防ぐために人為的な処理が施される傾向にある

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