ブレスレット?ブレスレッド?どっちだっけ?
いざ書こうとして戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そして正しい英語の綴り(スペル)や意味は?バングルとの違いは?最近聞くカフとは何?…今回は歴史あるアクセサリー「腕輪、腕飾り」についてお届けします!
正解はブレスレット。英語の綴りも確認!
まずは最初の問いの答え。正解はブレスレットです。
間違えてしまった方の中には「でも…スレッドって言うよね?」という思いが浮かんでいるかもしれませんね。
スレッド(thread)は、縒り糸の中の一本という意味から転じ、プログラムの中の小さな単位や特定の話題に対する一連の書き込みを指す単語。
ブレスレットの英語の綴りはbracelet です。綴り(スペル)が違いますね。
古フランス語でbras:腕という意味が語源です。
ブレスレットの歴史
人類は紀元前はるか昔からブレスレットを身に着けていました。宗教的な意味やお守りの役目があったと言われています。またお金の代わりとして交易にも使われていたそうです。
日本の縄文時代にもブレスレットは着けられており、貝殻で作られた腕輪のことを「貝輪」といいます。
自然の素材から始まって金属製品へと発展しながら身に着けられてきたブレスレットは、次第に装飾品としての意味を強めていきました。
ブレスレットとバングルの違いとは?
腕・手首回りにはめる飾りという意味の総称が「ブレスレット」です。装飾的な帯(バンド)、輪、チェーン…腕輪、腕飾りすべてを指します。
バングルはブレスレットの中の一形態なのです。
ブレスレット(特に、留め具&チェーンタイプ)
総称とはいえ、ブレスレットという場合は一般的には「留め具があるチェーンタイプ」を指すことが多いようです。どちらかといえば華奢なつくりで品のあるイメージがあります。
チェーンタイプのブレスレットの中でも特徴的なのは以下の2タイプ。
- チャームブレスレット
チェーンにチャーム(宝石、ハートや星のマーク、動植物のモチーフなどの飾り)を複数取り付けたタイプ。イギリスのヴィクトリア女王がチャームのついたブレスレットを着けていたことから、人気が広まりました。
- テニスブレスレット
ダイヤモンドを全周にセットしたタイプ。1978年、テニスプレーヤーのクリス・エバートが着けていたことからテニスブレスレットと呼ばれるようになりました。
バングル bangle
輪状の装飾品のこと。ブレスレットの中でも、留め具がなく貴金属が輪になっているタイプやベルト状のタイプをバングルと呼ぶことが多いです。
どちらかというとカジュアル寄りで存在感のあるデザインの腕輪がバングルと呼ばれています。
カフ cuff
袖口という意味。カフス。また複数形だと口語で手錠のこと。
固さのある素材で、輪になっているか輪の一部が開いたC型のデザインのタイプはカフ、カフブレスレットという名称になっていることがあります。カフもブレスレットの一種です。
ブレスレット、バングル、カフなどの言い方についてはブランドによっても表現や区分が違いますのでご注意ください。
シリコン製などのリストバンドや願いを込める組み紐ミサンガも広義のブレスレットの一種ですね。
ちなみに二の腕につける腕輪はアームレットと呼ばれます。
ブレスレット、左右どちらにつければいい?
「ブレスレット、左右の手首どちらに着ければいいの?」
これには正解というものはありません。ただ右手と左手の持つ意味として、このような意味合いが言い伝えられているとは言えます。
- 右手…権力と権威の象徴、現実
- 左手…服従と信頼の象徴、想い
<参考記事>
中指、薬指、小指…指輪をはめる指の場所とその意味とは?
また右手は左脳につながり、左手は右脳につながるとも言われます。
- 右手首…現実的な問題を解決したい、仕事で成功したい時に
- 左手首…精神的な変化や恋愛系、人間関係の願いがある時に
気持ちをリフレッシュしたい時など、ひとつのヒントとしてより希望に近い方の手首にブレスレットを着けてみるのも良いかもしれません。
細い手首にブレスレットが揺れる姿は、華奢見え効果もあり着ける人の魅力を引き立てます。輝くジュエリータイプもよし、ワイルドなレザーや異素材のアクセサリーもよし…ぜひブレスレットを使ったコーデを楽しんでくださいね。
POINT
- 正しい表記は「ブレスレット」英語ではbracelet
- バングルもカフもブレスレットの一種
- 素材もいろいろ、ブレスレットを使ったコーデを楽しもう
画像:PIXTA
Revised Edition 2019 02©hikarimonogatari.com
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。