「朝は寒かったのに、歩いていたら暑くなってきた」
「秋らしい服を着たいけれど、ニットはいつ頃からOK?」
一日のうち寒暖差の大きい季節ほど、朝の服選びにひと苦労。天気予報を見ても、最高気温20℃、15℃、10℃……それぞれ何を着ればちょうどいいのか、迷いますよね。
秋冬シーズンの服装のざっくりした目安は、
- 最高気温20℃なら「長袖トップス+軽い羽織り」
- 最高気温15℃なら「ニットなど+ジャケットや軽いコート」
- 最高気温10℃なら「長袖トップス+ニット+冬用コートやダウン」
そこに、その日の天気やお出かけの予定を重ねて考えてみましょう。
今回は主に50代の大人女性に向けて、気温別の服装と、手持ち服でも楽しめる秋冬コーデをご紹介します。
最高気温20℃・15℃・10℃、何を着る?
まずは早見表で!ポイントは「寒暖差対策」
迷った朝は、こちらの早見表を服選びの出発点にしてみてください。

雨や強風などの気象条件、自分が屋外にいる時間、体質(暑がり・寒がり)などにも合わせて調整してみて。
特に秋冬コーデで意識したいポイントは「寒暖差対策」。
気温が下がると、つい中に着る服まで厚くしたくなるもの。でも、電車や職場、お店の中などでは暖房が効いていたりして「あれ、暑い…」となることも意外と多いですよね。
外で暖かく、室内ではさっと脱げる。その組み合わせを考えておくと、一日を気持ちよく過ごせます。
服装は、最高気温と「今日の予定」をセットで考えよう
最低気温と、出かける時間もチェック
朝晩まで出かけるなら、最低気温も忘れずに。
ただし、最低気温の時間帯に外にいるとは限らないので、時間ごとの予報も見ておくと安心。
昼間のランチだけなら軽めに。朝早く出て、帰りが夜になるなら羽織りをしっかり。「今日は何時に帰るかな?」も、服選びのヒントになります。
外を歩く日? それとも室内でゆっくり?
同じ気温でも、仕事の日、公園や街を歩く日、車で移動してレストランで過ごす日では、欲しい暖かさが変わりますよね。
日本気象協会の[服装指数](https://tenki.jp/indexes/dress/)も、朝晩や日中の予想気温から服装を提案しています。出かける地域と時間帯を確認するときに、参考にしてみてください。
雨や風のある日は、数字以上に寒く感じることも。そんな日はバッグにしまえるサイズのストールやインナーダウンを準備するなど、寒暖差対策を意識しておきましょう。
最高気温20℃の服装|軽い羽織りを連れて、秋のおしゃれへ
最高気温20℃前後なら、ブラウス・シャツや長袖カットソー、薄手ニットを基本に、朝晩用の羽織りを用意するのが目安です。
日中はまだ暖かくても、気分は秋。秋色のブラウン系アイテムや、ゴールドのボタンやアクセサリー、レザーバッグなどのリッチな質感を加えると、着慣れたベーシックな服にも秋の気配を添えられます。
20℃コーデ ①| ブラウス・シャツ+パンツ+カーディガンの定番スタイル
白いブラウスにブラックのタックパンツ。ブルーのシャツにデニムやチャコールグレーのパンツ。
基本の組合せにカーディガンをプラスして、定番のコーデを秋らしく。
トップスは、シャツならストライプなど柄もの、ブラウスならボリューム袖やバルーン裾、フリルディテールなど、どこかにデザインポイントのあるタイプを選ぶと、一枚でもおしゃれに。
小ぶりのイヤリングや差し色のバッグを添えれば、買い物から友人とのランチまで、そのまま出かけられそうです。
持ち運べる薄手のカーディガン。ラメ入り、トレンドカラーの赤などちょっと華やかさをプラスして。
- 朝晩の寒暖差対策:肌寒い時間はカーディガンを羽織り、暖かい日中はトップス一枚に。バッグにしまえる薄手タイプなら、脱いだ後も身軽です。
20℃コーデ②| ハイゲージニット+サテンスカートで、さりげなくきれいめに
編み目が細かく、なめらかな表情のハイゲージニット。薄手のものなら一枚でも着やすく、ジャケットのインにも着やすいので、季節の変わり目に重宝します。
シンプルなクルーネックやリブタートルネック、ミラノリブカーディガンなど、タイプ違いを持っていると組合せの幅も広がりますね。
シルクなど肌に優しい上質素材を選ぶのもgood.
ROPE’ (ロペ) 【REALM(レルム)】WASHABLE SILK RIB KNIT
ハイゲージニットにサテン素材のスカートを合わせると、トップスとスカートの質感の違いで、ほどよく華やかに。
ヴィンテージ感あるサテンスカートは、冬になってからの厚手のローゲージニットやシャギーニットにも合わせやすく、長い期間着られます。

この組み合わせにプラスしてジャケットやウール混の大判ストールを用意しておけば、少しきちんとしたい場面や、肌寒い朝晩にもOK。
なお、ハイゲージニットの暖かさや発色・光沢感などは、素材や厚さで変わりますので、素材表示もチェックして。
- 朝晩の寒暖差対策:店内ではジャケットを脱いでニット一枚に。夜までの外出なら帰宅時間の予報に合わせて羽織りものを決めましょう。
最高気温15℃の服装|ジャケットやベストで、重ね着を楽しんで
最高気温15℃前後になると、薄手トップス一枚ではもう肌寒く感じます。
ニットにジャケットやブルゾン、軽いコートを合わせるのが目安です。 秋らしい素材を楽しみたくなるので、ツイードやファーのように表情のあるアイテムを一つ取り入れるとシンプルな着こなしにも変化がつきます。
15℃コーデ① |ハイゲージニット+ツイードジャケット+ワイドパンツ ツイードが主役!
ハイゲージニットに、素材感のはっきりしたツイードジャケット、ボトムはワイドパンツできれいめコーデに。

ツイードの風合いがあるだけで、いつものパンツもお出かけ仕様に。美術館やランチにも似合いそう。
ジャケットが主役なので、インのニットはすっきりした無地にすると合わせやすいです。
腕まわりが窮屈にならないよう、いつものニットの上から羽織ってみるのがおすすめ。
今は着やすいニットのツイードジャケットも増えているので、着心地よく羽織れるものを選んで。
室内にいることが多そうなら、ツイードジレ(ベスト)を選んでみてもいいですね。
- 朝晩の寒暖差対策: 首元が寒いときはストールやスカーフ、さらにシアータートルを中にプラスするのもあり。朝晩の冷え込みが強い日は、ジャケットをコートに替える、持ち運べるインナーダウンベストを準備するなど、外にいる時間に合わせて調整します。
コーデ案② |ファーベスト+長袖ニット+デニムで、大人の休日に
いつもの服に、もう少し秋らしさが欲しい。
そんなときに取り入れたいのが、ふんわりした毛足のファーベスト。一点でインパクトがあり、このところ秋冬で人気のアイテムです。
ブラックやブラウンの長袖ニットに、アイボリーのファーベスト、ボトムはデニム。足元にはショートブーツを合わせて。
ファーベストに存在感があるので、その他はすっきりと。背中側がファー以外の素材だったり、ショート丈タイプは取り入れやすいですね。
それでもファーベストにインパクトがありすぎ!と思ったら、同系色でまとめてなじませるのも一案。毛足の長すぎないプードルファーも着やすそう。

GALLARDAGALANTE (ガリャルダガランテ) プードルファーベスト
ただしベストは腕を覆わないので、穏やかな昼間の外出向き。風のある日や朝晩まで出かける日は、寒暖差対策を忘れずに。
- 朝晩の寒暖差対策: ベストの上にコートやダウンコートを重ねるなら、肩や胸まわりにゆとりがあるかを確認。ケープや大判ストールも活用できます。
最高気温10℃の服装|冬用アウターの出番。中は脱ぎ着しやすく
最高気温10度前後なら、冬用コートやダウンを軸に考えたいところ。
朝晩や、屋外で長く過ごす日は、三首(首・手首・足首)を温めるのがおすすめ。マフラーや手袋も用意しましょう。
いよいよ冬らしい服を楽しめる一方、暖房の効いた場所では暑くなることも。「寒暖差対策」視点で、中に着るものはレイヤードして調整しやすいような組合せを選んでみてください。
10℃コーデ①| ニット+冬用コートに、巻きものをひとさじ
オフホワイトのトップス×パンツに、キャメルの冬用コート。インはブラックでもOK。身体の中央にIラインを作ってスタイルアップする、すっきり落ち着いたコーデです。
チェックのマフラーや色のきれいなストールを足すと、顔まわりに変化がつきます。

andme (アンドミー) リバー ロング コクーン コート evernavy エバーネイビー
23区 (Women)/ニジュウサンク カシミヤ チェック ストール 370_アオ スカーフ・ショール【三越伊勢丹/公式】
室内で過ごす時間が長い日なら、コートの中はハイゲージニットですっきりと。
外を歩く時間が長い日なら、もう少し厚みのあるミドルゲージ~ローゲージニットやその中にも長袖インナーで暖かさを足しましょう。 足元はショートブーツに。
スカート派なら、タイツなどで足元の寒さにも備えて。
コートは中が厚手ニットでも前を閉じて楽に動けるサイズ、着た時の軽さもチェックして。
- 室内外での寒暖差対策: 室内ではコートと巻きものを外して、ニット一枚に。室外では凝った柄のデザイン性高いストールなど巻きものを主役にすると、服を重ねすぎずに見た目も楽しめます。
10℃ コーデ② |ミドルゲージニット+ダウン+パンツで、冬の街歩きや旅行へ
ほどよく編み地が見えるミドルゲージやローゲージニットに、ダウンと動きやすいパンツ。街歩きや小旅行には、こんな気軽でアクティブな組み合わせもいいですね。

mont-bell 【LEE別注】フエゴカントリーダウンパーカ
ダウンを脱いでもニットの表情がコーデのポイントになるように、柄ニットやシャギーニットなどを楽しむのもこの季節ならではのおすすめ。
ざっくりしたローゲージニットが好きなら、ダウンの袖に収まるボリュームかをチェック。
ダウンはショート丈なら動きやすく、長め丈なら腰まわりまで覆えるのがうれしいところ。中わたの種類やボリュームも幅広いので、ほしい暖かさや動きやすさなどを考えて選びましょう。
- 室内外での寒暖差対策:室内ではダウンを脱いでニットに。シャツなど長袖トップス+前開きカーディガンのコーデなら、もう一段調整できます。
手持ち服に一つ足すなら? 秋冬に頼れるアイテム・5選
気温ごとに服を全部そろえなくても大丈夫。手持ちの服を確認して活用しながら、プラスアルファで気になるアイテムを探してみましょう。
01. ハイゲージニット|一枚でも、レイヤードでも
ハイゲージニットは、きれいめにもカジュアルにも合わせやすい一着。薄手なら20℃の日のトップスに、15℃・10℃の日にはアウターの中に、と着回しを考えられます。
すでにベーシックなクルーネックやタートルネックはお持ちの方も多いアイテム。プラスするなら、手持ちの素材やデザインにないものを。一点投入でリフレッシュしてみましょう。
シャツ襟付きのスキッパーニットはレイヤード見えもするし単体でも使える2WAY。コーデのアイディアが広がりそうです。

UNITED ARROWS green label relaxing (ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング) 2WAY スキッパー シャツ プルオーバー ニット
02. ニットカーディガン|着たり脱いだり、気軽に調整
シャツやカットソーに羽織れるカーディガンは、寒暖差対策アイテムとしても頼もしい相棒。
薄手なら暖かい日も使える、持ち歩きしやすいものを。ボタンを閉めてプルオーバーとして着ることもできるタイプがおすすめ。ウォッシャブルだとより嬉しいですよね。
少し厚みがあるものならジャケット代わりの羽織りに、と使い方を考えて選びましょう。
トレンド感のある柄や色をプラスするアイテムとしても役立ちます。
JOURNAL STANDARD (ジャーナル スタンダード) ウォッシャブルウール Vカーディガン
03. ファーベスト・シャギーニット|いつもの服に、素材の楽しさを
ふわふわ感が可愛い、毛足の長いファーベストやシャギーニットは、デニムやシンプルなパンツと合わせても温かみと華やかさ、楽しさがプラスできます。お食事会やイベントの多くなる12月にもおすすめ。
ファーベストの場合、コートの中でも着たいなら後ろ身頃の素材や全体のボリュームも確認してみてください。
シャギーニットは、少し濃色を選ぶと大人っぽく着こなせそうです。

UNITED ARROWS (ユナイテッドアローズ) フォックスカシミヤ パフスリーブ ニット
04. ダウン(ベスト・ジャケット・コート)|「よく着る場面」から一着を選ぶ
デザインも丈もボリュームも幅広いバリエーションがある今のダウン。
仕事用か、旅行に着たいのか。きれいめなタウンシーンか、アウトドア感が強いカジュアルシーンか。自分のライフスタイルから出番の多い場面を思い浮かべると、絞りやすくなります。
気温15℃前後ならライトダウン、10℃前後なら冬用の高機能ダウンを候補に。
アウターとしても、コートの中のインナーダウンにも使えるライトダウンベストやジャケットは、かなり寒暖差対策に役立つので一着持っておくと役立ちそうです。

DRESSTERIOR (ドレステリア) ストレッチ ライトダウンジャケット
05. ストール・マフラー|暖かさも、顔まわりの彩りも
「服はシンプルに、小物で遊びたい」という方には、ストールやマフラーなどの巻きものを。カラーや柄を遊び心で選んだり、好きな色を一つ足すのも楽しいですね。
首回り重視なら長方形タイプ、肩にもかけたいなら大判の正方形など、使い方に合うサイズを。カシミヤ、シルク混など素材感も大切にして選びましょう。
manipuriのウール/シルクの大判ストールは色柄のバリエーション多彩で、お気に入りが探せそう。
気温20℃・15℃・10℃の服装Q&A
Q1.最高気温20℃なら、半袖でも大丈夫?
日なたを歩くときなど、半袖でちょうどよく感じる場面もあります。ただ、朝晩まで出かけるなら半袖だけでは心細いことも。長袖にするか、半袖+羽織りにして、涼しくなったときに備えておきましょう。
Q2.気温20℃でニットを着ると暑い?
薄手のハイゲージニットなら選びやすいですが、素材や天候でも変わります。
厚手や起毛感の強いニットは、歩いているうちに暑く感じることも。
シャツやカットソーをベースにして、脱ぎ着しやすいニットカーディガンを足す方法は調節しやすくておすすめです。
Q3.最高気温15℃の日は、コートが必要?
コートを考え始める目安ですが、ニット+ジャケットで過ごせる場合もあります。
朝晩まで出かけたり、風のある屋外に長くいたりするなら、薄手コートや軽アウター(ライトアウター)を候補に。「昼だけか、夜までか」で考えると選びやすいですよ。
Q4.最高気温10℃なら、ダウンを着てもいい?
もちろん、ダウンも候補になります。朝晩の移動や屋外時間が長い日には、頼りたい一着。
薄手から厚手まであるので、その日の過ごし方に合わせて選びましょう。暖かい室内に入る予定なら、中に着る服で調整を。
コートの内側に着られるインナーダウンベストなども寒暖差対策に役立つアイテムです。
Q5.冬用コートは何度から着るのが目安?
この記事では、最高気温10℃前後を目安にしています。
15℃でも、風や朝晩の冷え込みによっては出番がありそうです。「まだ早いかな」と我慢せず、コートの厚さや自分の体感、屋外にいる時間などで決めてみてくださいね。
Q6.最高20℃・最低10℃の日は、何を着ればいい?
日中は長袖トップスを基本に、朝晩用の羽織りを用意しましょう。
10℃に近い時間帯に外にいるなら、コートや防寒用のストール、ダウンベストなども考えて。昼のランチだけの日と、早朝から夜まで出かける日で、持っていくものを変えておきましょう。
コンパクトになるストールやダウンは寒暖差対策の調整アイテムとして重要ですね。
Q7.雨や風が強い日は、同じ気温でも服装を変える?
はい。風を通しにくいアウターや、前を閉じられるものがあると心強いです。
マウンテンパーカやMA-1など、アウトドアからタウンに広まってきたユーティリティアイテムも活用を。
雨の日は動きやすく裾を引きずりすぎないパンツや、天候に合う雨天対応の靴も便利です。
撥水性などの機能は、商品ごとの表示を確認しましょう。
Q8.寒がりなのに、電車や店内では暑くなります。どうしたらいい?
外出先で脱ぎ着しやすいカーディガンやライトアウター、ベストやジレを活用してみてください。
一番内側に厚手のニットなどを着てしまうと、途中で暑くなっても調整しづらいことがあります。
「脱いでも一枚で着られる・見映えするトップス」を選んでおくと、気楽に脱ぎ着できます。
気温に合わせて、秋冬のおしゃれを心地よく楽しもう
20℃なら長袖+軽い羽織り、15℃ならアウターを組み合わせ、10℃なら冬用アウターを。
まずはこれを目安にして、寒暖差対策も意識しながらその日の天気と予定を合わせてみましょう。
秋冬コーデは、レイヤード…重ねる楽しさも魅力です。 無理に厚着をするより、着たり脱いだりしながら自分にちょうどいい暖かさへ。
手持ち服に新しいアイテムもプラスして、秋から冬の大人コーデを心地よく楽しんでみてくださいね。
POINT
- 最高気温20℃、15℃、10℃を目安に服装を考えよてみよう
- 秋冬コーデは寒暖差対策を意識&レイヤード(重ねる楽しさ)も魅力
- 秋冬に頼れる5アイテム。追加アイテムは、今手持ちにない素材・デザインは?リフレッシュしたいのは?という視点で選ぶのがおすすめ
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。









