ヒカリモノガタリではこれまでたくさんのジュエリーブランドを紹介してきましたが、「名品」と聞き思い浮かべるのはどのブランドのジュエリーでしょうか。
一生もののジュエリーを手に入れたいと考えた時。
たくさんのブランドの中で、きっと「TIFFANY(ティファニー)」をあげる方は多いのではないでしょうか。
【ジュエリーブランドの名品】第三十四回目は「TIFFANY(ティファニー)」の現代の名品。
2024年までの10年間で発表された「ハードウェア」に「ティー」、「ロック」といったブランドの新アイコンとなる3つのコレクションをお届けします。
ティファニーを代表する新名品3選
「ティファニー」を語る時、けして欠かせないのが「エルサ・ペレッティ」の存在。
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「ボーンカフ」や「オープンハート」など、シルバージュエリーの代名詞となったアイテムや、いまでも愛されている「バイザヤード」を生み出してきました。
ティファニーといえばこれらをあげる方も多いほど、印象深いこれらのジュエリーたち。
しかし、2014年からの10年間で誕生したジュエリーたちが、「ティファニー」のイメージを変えつつあります。
代表的なものが「ハードウェア」、「ティー」、「ロック」。
過去のアーカイブからインスピレーションを受け製作されたこれらのジュエリーは、ティファニーのマインドを残しつつ、現代の感覚に合うようアップデート。
HardWear Collection(ハードウェアコレクション)
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ティファニーの「ハードウェアコレクション」は、2020年代のティファニーを代表するジュエリーといえるでしょう。
2017年の誕生からまもなく、世代を超えて愛される名品となりました。
ニューヨークの街並みや都市の持つパワーからインスピレーションを受けた「ハード」なデザインと、肌になじむエレガントさ。
ティファニーだからこそ叶う絶妙なバランスのジュエリーは、三つのカラーゴールドとシルバーから選べます。
ハードウェアの中でもひときわ人気が高い「リンク」は、チェーンのコマが連なるネックレスやブレスレットといったアイテムが展開。
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ゲージの大きさも選べ、コマを足すこともできるため好みの着用感にカスタマイズできるのも嬉しいですね。
一生モノのジュエリーだからこそ、パーソナライズできるアイテムはより特別になるはず。
よりインダストリアルな雰囲気をお好みであれば「ボール」を。
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一見単調に見える丸の連なりは、シルバーの白い輝きによって柔和な空気感をまといます。
ハードさの中にしなやかさを感じさせる唯一無二のコレクション。
T Collection(ティーコレクション)
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希望と可能性の地、ニューヨーク。
規則的に交差する街並みから着想を得た「ティーコレクション」は2014年に誕生。
ブランドのイニシャル「T」をデザイン。
シンプルなのに存在感がある、ブランドの持つ力強さが現れたジュエリーです。
曲がりが加わった「スマイル」は、笑顔というモチーフを新鮮な切り口で表現したティファニーらしいですね。
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クラシカルなのにポップ、相反する要素をあわせもつ大人のためのアイテム。
Lock Collection(ロックコレクション)
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古くから人気のモチーフである鍵。
2022年に発表された「ロックコレクション」は、パドロック(南京錠)から着想を得たコレクションです。
典型的なパドロックではなく、シャープな楕円のフォルムで構成されています。
バングル、ペンダントトップと、人間の体の曲線に沿うようなラインを描くジュエリーの中でも、リングの美しさは格別。
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デザインの美しさと、着用時に感じる美しさ。
真円のリングとはまた異なる、指に沿うラインの美しさを実感できる他にはない逸品です。
POINT
- 従来の「ティファニー」といえば「オープンハート」「ボーンカフ」
- 2014年からの10年で、アーカイブから着想を得た新アイコンが登場
- 2017年:身につける人をエンパワメントする「ハードウェアコレクション」
- 2014年:「スマイル」が人気の「ティーコレクション」
- 2022年:既存のモチーフをモダンに解釈した「ロックコレクション」
【ジュエリーブランドの名品】は今回でひと区切り。
大切な節目に出会う、ジュエリー選びの参考となりましたでしょうか。
人気のジュエリーブランドから世界五大ジュエラー、グランサンクまで数々のブランドをご紹介しました。
取り上げたのは歴史が長く知名度のある、ジュエリー業界に影響を与え、またいまのジュエリー業界を作ってきたブランドたちです。
これらのブランドのジュエリーを実際に購入するしないを問わず、ひとつひとつの歴史を知ることで、手に取るジュエリーの選択肢がきっと多様になるはず。
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。