アンサンブルとは、同じ素材や色・デザインで調和するように作られた「セットで着ることを目的にした服」のことです。
フランス語の「調和・統一・一緒に」が語源で、服ではニットとカーディガンの組み合わせが代表的。セットアップが「上下セット」を指すのに対し、アンサンブルは重ね着を前提とした、より幅広いセットを指します。
「着回し力の高いアイテムが欲しい!」「コーデを考えるのが苦手…」という方におすすめしたいのがアンサンブルです。複数のアイテムを1度に入手できるのでコーデもすぐに決められる上、単品での着回しも可能。きれいめできちんとした雰囲気も大人の女性向きですね。
今回は、大人の女性を惹きつけるアンサンブルの魅力について解説していきます。
そもそもアンサンブルとは?
アンサンブルとは「セットで着ることを目的にした服」
服飾におけるアンサンブル(ensemble)とは、一緒に着られることを目的として販売されているアイテムたちを指します。
例えば、ニットプルオーバー×カーディガンなど、「この組み合わせは素敵ですよ!」とブランド側が提案している服のことです。

もともとアンサンブルは、フランス語で「調和・統一・一緒に」という意味。
「複数の洋服を1つに調和させる」ことから、セットで販売されているアイテムをアンサンブルと表現するのでしょう。
アンサンブルとセットアップの違いは?
セットアップとは、上下セット…トップスとボトムスがおそろいになっている服を指します。
一方、アンサンブルも複数のアイテムをセットで販売していますが、種類は多彩。
2種類のトップスを重ね着するニットアンサンブルの他、シャツ×ベスト、ワンピース×カーディガン、ワンピース×ジャケットなど、さまざまな提案がされています。それぞれが調和していればアイテムに決まりはないのですね。

なお、よく似たファッション用語でよく混同される「セットアップ」「ツインニット」との違いを、以下に表で整理しました。
| アンサンブル | セットアップ | ツインニット(ツインセット) | |
|---|---|---|---|
| 意味 | 調和するように作られた「セットで着る服」の総称 | トップスとボトムスの「上下セット」 | ニット素材の2点セット(アンサンブルの一種) |
| 主な組み合わせ | ニット×カーディガン、ワンピース×ジャケットなど重ね着中心で多彩 | ジャケット×パンツ、ブラウス×スカートなど | ニットトップス×カーディガン |
| 主なシーン | きれいめの通勤・お出かけ | ビジネス・セレモニー | オフィス・上品な普段着 |
| 単品使い | それぞれ単品で着回せる | 上下を別々にも着られる | カーディガン単品が特に活躍 |
アンサンブルの種類
ひとくちにアンサンブルといっても、組み合わせによっていくつかの種類があります。代表的な4タイプを知っておくと、売り場や通販で迷いません。
ニットアンサンブル(ツインニット・ツインセット)
ニットアンサンブルは、同素材のニットトップスとカーディガンを組み合わせた、最も定番のアンサンブルです。ツインニットやツインセットとも呼ばれ、名前は違ってもほぼ同じものを指します。オフィスからお出かけまで活躍する万能タイプです。
ワンピースとジャケットのアンサンブル(アンサンブルスーツ)

ワンピースにジャケットやボレロを合わせたアンサンブルスーツは、入学式・卒業式などのセレモニーやフォーマルシーンの定番。同素材で仕立てられているため、羽織るだけできちんと感が完成します。
カーディガンアンサンブル

ブラウスやカットソーにカーディガンを重ねるタイプ。単品での着回し力が最も高く、この記事の後半で紹介する着回しのヒントとも相性抜群です。
和装のアンサンブル
最近はすっかり耳にしなくなりましたが、着物と羽織をお揃いの生地で仕立てたセットも「アンサンブル(お対)」と呼ばれます。和洋を問わず「揃いで着る一組」はアンサンブルというわけですね。
アンサンブルの選び方・3つのポイント
1.アイテムの「素材」で選ぶ
素材選びでコーデの印象はガラリと変わります。
アンサンブル初心者さんにおすすめしたいのは、同じ素材のアンサンブルを選ぶこと。
トップス×カーディガンや2種類のトップスがどちらもシンプルなニットなど、同素材でコーデに統一感を出すことができます。

シルクやカシミアなど上質素材のアンサンブルは、あまり流行に左右されないスタンダードなアイテムとして長く着られるのも魅力。
一方、気取らずカジュアルなコーデにしたいなら、綿カットソーなどを選びましょう。
変化をつけたい場合は、リブ×無地、アーガイルなどの柄×無地、シアー素材×シャギーなど、テクスチャーに違いのある組合せを選ぶとメリハリが出て、表情のある着こなしに。
流行しているビスチェ、組み合わせが難しそうで手が出ない…というときも、アンサンブルならベストバランスが保証されています。
2.「色」で選ぶ
アンサンブルは、基本的に同色や同系色で配色したセットが主流。
同色の面積が多いと、どうもぼんやりしてしまう…と感じる方は、ネックやヘムにラインが入ったタイプもおすすめ。

ベーシックカラーも使いやすいですが、時にはきれいな色やはっきりした色など「差し色」になるカラーを選ぶと、コーデに華やかさがプラスされますよ。
3.全体の「フォルム」で選ぶ
ゆったりとした服で柔らかい雰囲気を出したり、タイトなシルエットを選んでコーデを締めたり…。
アンサンブルのフォルムの選び方によってもコーデの雰囲気を変えられます。
ポンチョ×リブタートルニットなど、手持ちにないデザインを取り入れてみるのも新鮮。
それぞれ単体でも着回せ、コーデバリエーションが広がります。

トップス×カーディガンのアンサンブルは、丈の長さによってコーデの作り方も変わってきます。

長めの丈なら体型をカバーすることができますし、短めの丈で目線を上に注目させ、スタイルアップさせても素敵ですね。
アンサンブルを着回すヒントとは?
手持ちの服をイメージしてバランスを考える
アンサンブルを着回す時は、まず手持ちの服をイメージしてみましょう。
もしネイビーや黒系など暗めの色が多いのなら、同じような色を選んでしまうとコーデを組みづらくなるため、色の濃淡で合わせるワントーンコーデや、アンサンブルの色を主役にしたメリハリのあるコーデがおすすめです。
アンサンブルには「きれいめ、きちんと」効果がある
アンサンブルには「きれいめできちんと整った印象」をプラスする効果があります。
例えばニットパンツやデニムにアンサンブルをセットで合わせると品のよい大人カジュアルに。スカートに合わせパールのアクセサリーなどを添えれば上品でフェミニンな雰囲気を作れます。
表現したい印象を調整できるのがアンサンブルのいいところですね。
カーディガンセットは着回ししやすい
「アンサンブルって種類が多くて…どれを選べばいいの?」と迷っている方もいるかもしれません。
ずばり、着回し力の高いアンサンブルといえば、トップス×カーディガンのセットです。
- 重ね着をして、きちんと感を出す
- 袖を通さずに羽織って、ラフさを演出する
- 肩掛けのまま袖を結んで、コーデのワンポイントを作る
- 腰周りで結んで、こなれ感を醸し出す
などなど、1着でたくさんのコーデを作ることができるカーディガン。着回しをする時も重宝すること間違いなしですよ。
アンサンブルについてよくある質問
Q1. アンサンブルとはどんな服ですか?
アンサンブルとは、同じ素材や色・デザインで調和するように作られた、セットで着ることを目的とした服のことです。フランス語の「調和・統一・一緒に」が語源で、ニットとカーディガンの組み合わせが代表的です。セットのまま着ても、単品で着回しても使えます。
Q2. アンサンブルとセットアップの違いは何ですか?
セットアップはトップスとボトムスの「上下セット」を指すのに対し、アンサンブルはニットとカーディガンなど「重ね着を前提としたセット」を中心に、より幅広い組み合わせを指します。どちらも素材や色を揃えてセットで販売される服という点は共通です。
Q3. ツインニットとアンサンブルの違いは何ですか?
ツインニット(ツインセット)は、同素材のニットトップスとカーディガンを組み合わせた2点セットのことで、ニット素材のアンサンブルの代表例です。アンサンブルはニットに限らず、ワンピースとジャケットなど素材や色を揃えたセット全般を指す、より広い言葉です。
Q4. 服のアンサンブルを選ぶときのポイントは何ですか?
服のアンサンブルを選ぶときは「素材」「色」「フォルム」の3つに注目します。初めてなら同素材・同系色のセットが合わせやすく、手持ちの服と組み合わせやすい色を選ぶと着回しの幅が広がります。それぞれ単品でも着られるデザインかどうかも確認しましょう。
POINT
- アンサンブルとは「セットで着ることを目的にした服」
- アンサンブルを選ぶ時は、「素材」「色」「フォルム」を意識して
- カーディガンのセットであればさまざまな着回しコーデに重宝する
- セットアップは「上下のセット」、アンサンブルは「重ね着のセット」と覚える
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