朝になるとクローゼットの前で途方に暮れる、そんな経験はありませんか?
ファッションは好きなのに、なぜかいつも同じ服を着ている気がする……というのも、実は同じ悩みの裏返しです。
クローゼットが整わない原因は人によって異なります。そのため、収納用品を増やしたり、SNSで見た収納術を試したりしても、その理由が分かっていなければ根本的な解決にはなりません。
そこで今回は、クローゼットが整わない3つの原因と、それぞれの解決方法を紹介します。まずは自分がどのタイプに近いのかを考えながら、最後まで読んでみてくださいね。
思い出が詰まっていて手放せない「もったいないタイプ」

クローゼットが整わない原因として多いのが、「もったいなくて手放せない」というケースです。
たとえば、
- 高かった服だから捨てられない
- 痩せたら着ようと思っている服がある
- 昔お気に入りだった服を取ってある
- 着ていないけれども思い出がある
このような服が増えていくと、現在着ている服よりも過去の服のほうが多くなってしまいます。
もちろん、思い出のある服を残すことが悪いわけではありません。ただ、クローゼットは本来「今着る服」を収納する場所です。
クローゼットを見直すときは、「今の自分が着るかどうか」という視点を持ってみてください。思い出として残したい服がある場合は、数を決めて別の場所に保管するのもひとつの方法です。
過去の自分ではなく、今の自分を基準にすると、必要な服が見えやすくなります。
実は私自身も、30年ほど前に買った服をいまだに着ています。育児中はクローゼットの奥で眠らせていましたが、子育てが落ち着いた頃に試着してみたら「やっぱり好き」と確信できました。だから、今でも着るたびに気分が上がります。
もし「いつか着る」と思って残している服があったら、具体的に「いつ」着るのかを決めておくことをおすすめします。「いつ」が決められない服は、今後も着る機会は少ないかもしれません。
服はあるのに把握できていない「埋もれタイプ」

クローゼットの中に何が入っているのか把握できていない人も少なくありません。
- 同じような服を何枚も持っている
- シーズンごとに見直しをしていない
- 奥にしまった服の存在を忘れている
- 洗濯した服をそのまま積み重ねている
こうした状態になると、服はたくさんあるのに、いつも同じ服ばかり着ることになります。
このタイプの場合、問題は服の量ではなく「見えにくさ」です。
まずはよく着る服を取り出しやすい場所に集めてみましょう。トップス、ボトムス、羽織りものなど、アイテムごとに分けるだけでも探しやすくなります。
また、畳んで重ねる収納よりも、ハンガー収納を増やしたほうが管理しやすいケースもあります。服を一目で見渡せるようになると、コーディネートも考えやすくなるでしょう。
買う量が収納量を超えている「おしゃれ好きタイプ」

ファッションが好きな人ほど陥りやすいのがこのタイプです。
- セールに行くとつい買ってしまう
- トレンドアイテムが気になる
- 似たような服を持っていても購入する
- クローゼットがいつも満杯
この場合、どんなに収納方法を工夫しても限界があります。なぜなら、クローゼットの収納力を上回る量の服を持っているからです。
クローゼットを整えるためには、「どれだけ収納できるか」を基準に考えてください。
たとえば、ハンガーにかけられる枚数を決めたり、新しい服を買ったら既存の服を見直したりするルールをつくるのもおすすめです。
また、「好きな服」と「実際によく着る服」が一致しているとは限りません。お気に入りだけれども出番が少ない服もあります。そんなときは、好きかどうかだけでなく、着る頻度にも目を向けてみましょう。
以前、整理収納サポートにお伺いしたお客様にも、このタイプの方がいました。いくつかの場所に分けて収納していたのですが、それらをまとめてみると、似たような服が何枚も出てきたんです。実際に全部並べてみるまで、似たような服が何枚もあることにご本人も気づいていませんでした。全体量と持っている洋服の内容を把握できたことで「似たものは買わない」というルールを自身でつくって、今も守っているそうです。
「整っているクローゼット」に共通していること

整理収納サポートでさまざまなクローゼットを見てきましたが、整っている人に共通することがあります。
それは、整っている人は収納上手というよりも「選ぶのが上手」だということです。
・どの服を残すのか。
・どの服を手放すのか。
・どの服をこれから着たいのか。
この判断ができるようになると、クローゼットは自然と整いやすくなります。
収納用品を増やす前に、今の自分に必要な服を選び取ることから始めてみましょう。
クローゼットが整うと、毎日の洋服選びが変わる

クローゼットが整うと、毎朝の服選びが変わります。何を着ようか迷う時間が減って、自分の好きなものだけに囲まれる感覚になります。それは小さなことのようで、一日のスタートをかなり軽くしてくれるはずです。
まずはクローゼットを開けて、自分がどのタイプなのかを確かめることから始めてみてくださいね。
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整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロ。片付けコラムニストとして整理収納や時短家事の記事を多数執筆。「家事は素早くラクに」がモットー。インテリアや整理収納で暮らしを整え、人生を豊かにするヒントをお伝えできたらと思っています!




