女性がアラフォー・40代以上になると、子どもの行事も減り、仕事でいつも着ている人を除いては、スーツを着る機会が少なくなってくるのではないでしょうか。
そんな中、就職・転職・パートや派遣など仕事の面接で久しぶりにスーツやビジネス用の服装が必要になると、「何を着たらいいの?」「一式買わないとダメ?」と迷ってしまうかもしれません。
特に夏の面接では、ジャケットとスカートやパンツ上下をきちんと着るべきなのか、半袖ブラウスとパンツなどでも良いのか、汗対策は…など、さらに迷ってしまいますよね。
今回は、時代の変化もふまえて、夏の面接コーデのポイントを解説します。「つま先の開いたパンプスはマナー違反?」「上着は着ないとダメ?」といった夏ならではの疑問にもお答えします。
面接の基本コーデとアレンジ例
まず前提として、冠婚葬祭やビジネスでは、いわゆる「マナー集」にあるようなことを逐一守れば守るほど、誰からもツッコミが入らなくなり安心だといえます。
しかし、たとえば応募先に制服があったりオフィスカジュアルでOKだったりする場合、一度きりの面接のために本格的なスーツ上下・シャツ・靴・バッグ全てを購入するべきか?というと、物価高騰のいま、必ずしもそこまでしなくてもいいのではないでしょうか。
そこで、もっとも基本的な面接の服装と、勤務形態や業種に合わせたアレンジの例を紹介します。
フルタイムの正社員・派遣社員/勤務先にスーツの人が多い業種業界
正社員や制服のない会社でフルタイム勤務の場合は、採用後も会議や商談でスーツを着る機会が予想されるため、しばらくビジネススーツを買っていないなら、この機会に購入しても採算が取れそうです。
「しばらくってどのくらい?」というと、デザインにもよりますが、5年くらいを目安に。同じテーラードジャケットでも、5年以上経つと、肩の落ち具合や身頃のゆとり・丈感・袖の太さなどが少しずつ変わり、違和感が出てきます。

もっとも基本の組み合わせは、黒・ネイビー・グレーなどベーシックカラーのジャケット+スカートまたはパンツに、白や淡い色のブラウスを合わせたスタイルです。
ブラウスは、真っ白のカッターシャツにすると新卒のリクルートスーツっぽく見えてしまう可能性があるため、ボウタイやタックなど適度に装飾のある、柔らかい素材がおすすめ。近年の酷暑を考えると、半袖でも問題ありません。

靴は黒のシンプルなパンプスならオールマイティに使えます。ヒールは3〜5cm程度が一番歩きやすく無難です。
バッグは黒またはブラウンなどの落ち着いたカラーで、A4書類が入り自立するタイプが安心。
このあたりのアイテムはスーツ専門店に行けばひととおり揃います。
パート・アルバイト/制服のある会社や店舗/自由な服装の人が多い業種業界
採用後にスーツを着る機会がなさそうであれば、無理にスーツ一式を揃えなくても、きれいめのオフィスカジュアルで問題ないケースがほとんどです。

ブラウスや襟付きシャツ+センタープレスのパンツやひざ丈スカートなど、清潔感とサイズ感の合った服を意識すれば十分良い印象になります。
アパレルやスーパー・コンビニなどの販売職では「ポロシャツとデニムにスニーカーで面接に行ったけど問題なかった」という話も聞きます。もちろんきれいめな服があればそれに越したことはないですが、比較的カジュアルでも違和感はなさそうです。
【FAQ】夏の面接コーデ・よくある疑問にお答えします!
基本の服装に加え、暑い時期ならではの「これってどうなの?」という疑問を集めました。
Q:汗かきなので半袖のブラウスで行こうと思いますが、室内はエアコンが効いて寒そうです。何を羽織ればいい?
A:定番はテーラードジャケットですが、オールシーズン用のものは厚手で暑く感じるかもしれません。夏用の軽いテーラードジャケットはスーツ専門店に限らず、ショッピングモールに入っているお店でも豊富に並んでいるので、ベージュやライトグレーなど見た目にも軽やかな色を選んでみてはいかがでしょうか。
オフィスカジュアル可の応募先なら、無地で上品なカーディガンやノーカラージャケットでも大丈夫です。会場の手前までは手に持って歩き、面接直前に羽織れば、汗ジミ対策にもなります。
Q:オープントゥ(つま先が少し開いている)の靴はマナー違反でしょうか?
A:近年、一般的に「マナー」とされていることでも、実はあまり根拠がないものも多いと言われています。夏の蒸れやすい時期、オープントゥのパンプスも、全体のバランスが取れていればそこまで気にしなくても構いません。
ただ、足先は思った以上に目立つのも事実。特に机がなく椅子だけの面接の場合、面接官からは目に入りやすい位置です。
「本当にこれでいいのかな」と本番前にソワソワするくらいなら、安価なもので良いので、つま先の開いていない黒パンプスを購入しても良いと思います。意外と普段着にも着回せるので、損はしないのでは。
Q:夏でもストッキングははくべきですか?
A:こちらも、何がなんでもストッキングはマナー、素足は失礼…というわけではありませんが、特にスカートの場合、素足はかなり目立ちますので、ベージュ系のストッキングを着用することをおすすめします。
パンツスタイルなら、見えない部分はひざ下丈やショートタイプでもOK。伝線に備えて、予備をバッグに入れておくと安心です。
Q:汗でメイクや髪型が崩れそうで心配です。
A:汗の一番の敵は、ギリギリに駆け足で面接会場に急ぐこと。走ってきて急に止まると汗がどっと噴き出しますよね。会場には10分ほど前に到着して汗を引かせましょう。
事前準備として、脇や背中にパッドのついた汗取りインナーや、手のひらで叩くと冷たくなる冷却剤、汗拭きシートなども用意しておくと良いですね。

POINT
- スーツ一式がなくても、清潔感とサイズ感が合っていれば好印象はつくれる
- 応募先の職種や業界の雰囲気に合わせてアレンジすればOK
- 汗・素足・靴のつま先など夏特有の悩みは、事前のひと工夫で回避
▼【あわせて読みたい】40代からの面接コーデ・基本編はこちら!
この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます

フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!





