まだまだ外は暑い日が続きますが、ファッションの世界はすっかり秋色。
秋冬のカラーの流行は数年おきに入れ替わり、ざっくり黒やグレーをメインにしたシーズンと茶系のシーズンがありますが、2025年のトレンドは断然ブラウン。それもチョコレートのようなコクのある茶色が人気です。
2024年から少しずつブラウンのアイテムは増えていましたが、2025年のトレンドカラーにも茶系の「モカムース」が選ばれるなど、いよいよ今季はブラウンが主役になっています。
今回は、幅広い「茶色」「ブラウン」系カラーの種類や名称、いま大人女性が取り入れるのにおすすめのカラーコーディネートなどを紹介します。
今季はジャケットやコートなどのアウターからニットやパンツまで、ブラウンを主役にした着こなしを楽しんでみませんか?
ブラウン・茶系カラーの種類と名称
ブラウン・茶色は色味の幅が広いのが特徴で、名前も何十種類も存在します。
その理由は、土や木など自然の色をベースにしているから。
たとえば「栗色」「海老茶」「きつね色」といった和の色名から「キャラメル」「アンバー(琥珀)」「テラコッタ(素焼きの陶器)」まで、身近な食品や生活に溶け込んだモノの名前がついた茶系の色は本当にたくさんあります。
上記以外にも、茶系カラーには以下のような名前がついています。
濃淡や色味別の茶系カラー
ブラウン/ライトブラウン/ミディアムブラウン/ダークブラウン
レッドブラウン/イエローブラウン/グレイッシュブラウン など
「和」の茶系カラー
茶色/濃茶/薄茶/こげ茶/褐色/鳶色/錆色/朽葉色/黄土色
小麦色/亜麻色/小豆色/駱駝(らくだ)色/臙脂(えんじ)色/べっ甲色 など
食品由来の茶系カラー
マロン/ココアブラウン/チョコレートブラウン/モカブラウン /メープルブラウン など
茶系の周辺カラー
ベージュ/グレージュ/エクリュ/トープ/カーキ/オリーブ/ブロンズ/マスタード/バーガンディ など
なお、服の色名と実際の色味はブランドやメーカーにより解釈が異なります。
たとえば同じ「ダークブラウン」でも、お店によって茶色の濃さや赤み・黄色みのバランスが違うため、購入の際はできるだけ店頭や通販ページの写真を参考に、実際はどんな色味なのかチェックしてくださいね。
ブラウン、2025年秋トレンドの色合わせは?
秋らしいブラウン、大人女性が今年着るなら、次の3つの配色がおすすめです。
茶系のワントーンやグラデーションコーデ
「普段あまりブラウン系は着たことなくて…」という方も、同系色で濃淡のアイテムを組み合わせる「ワントーンコーデ」や「グラデーションコーデ」なら比較的取り入れやすいはず。まずはここからトライしてみてはいかがでしょうか。
手持ちでブラウンの服があまりなく、組み合わせも自信がない……という場合は、上下同素材のセットアップを購入するのもおすすめです。
セットで着るのははもちろん、上下別にも使えるので、秋冬の着こなしを一気に旬の印象にチェンジできそうですね。
茶色×ピンク
今季流行しているのは比較的濃いブラウンなので、全身をブラウンでまとめると重くなってしまうのが気になる……という方もいるかもしれません。
そんな時はベージュやオフホワイトなど同系色の明るいカラーを合わせるのが王道ですが、ピンクもブラウンによく合うカラーなので、ぜひ合わせてみてください。
茶色×グリーン
土や木など自然界の色とリンクするブラウンは、同じく森や草原の色であるグリーンとも好相性です。
ブラウンの宝石やブラウンゴールドも
ブラウンの洋服を身につけたら、ジュエリーも同系色で揃えるとさらにコーデの完成度が高まります。
茶色・ブラウン系の宝石には「スモーキー・クオーツ」「アンバー(琥珀)」「タイガー・アイ」などがあり、ブラウンの洋服をシックに引き立ててくれます。
またゴールドもブラウンととてもよく合います。
イエローゴールドやピンクゴールドがメジャーですが、銅をブレンドした希少な「ブラウンゴールド」もあるんですよ。
POINT
- 2025年秋冬の主役カラー「ブラウン」は自然界由来で種類が多い
- 今年はチョコレートブラウンなどはっきりした茶色がトレンド
- 茶系のワントーンコーデやセットアップなら失敗なし!ピンクやグリーンと合わせるのも◎
この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます

フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!