ジュエリーの基礎知識

カラーゴールドとは?グリーンゴールドやブラウンゴールドはどんな素材?

ゴールド
日本語で「金」と呼ばれる貴金属は、その名の通り黄金色をしめします。

しかし、ホワイトゴールドにピンクゴールドと、いわゆる「金色」ではないゴールドもありますよね。

さらにグリーン、レッド、ブラウン…。
実はジュエリーで用いられる「ゴールド」は多様。

今回は「カラーゴールド」について。
基本の3色のゴールド、YG・WG・PGとは?定番以外のレアカラーゴールドとは?

カラーゴールドとは。定番のYG・WG・PG

ゴールド、プラチナ、シルバー。
ジュエリーとは切っては切れない関係にある3種類の貴金属。

金・銀・プラチナ…貴金属の「違いがわかる」特集

これらの貴金属はジュエリーの素材として使われる時、「割金(わりがね)」が加えられています。

割金とは?ジュエリーに用いられる金合金

ゴールドのリング、というと100%ゴールドを使用しているというイメージを持たれるかもしれません。

しかし、多くのゴールドジュエリーは純金ではなく、別種の金属を加えた金合金です。

合金とは一種の金属に別種の金属を組み合わせた金属で、2種類からなる金属は二元合金、3種からなる金属は三元合金
それ以上になると多元合金と呼びます。

合金にするメリットとしては、グラムあたりの価格を抑える、加工性を高めるなどさまざまな理由があります。

そして、金属の色調を変えられるのも大きなメリット

定番といえるのがYG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド

カラーゴールドの定番である「ホワイトゴールド(WG)」、「ピンクゴールド(PG)」も、金にパラジウムやニッケル、銅など別種の金属を加えることで特有の色調をみせてくれるのです。

また、ピンクゴールドでも赤みが強いものと淡いものがありますが、それは割金の種類や品位の違いによるもの。

さらに、同じピンクゴールドでもK10PGとK18PGでは金と他の金属の比率が異なるため、色の出方が変わるのです。

割金については以下の記事で詳しく説明をしています。

▼参考記事:ジュエリーの色味を決める「割金(わりがね)」って何?

ジュエリーの色味を決める「割金(わりがね)」って何?

人気のレアカラーゴールド3選

定番のカラーゴールドでは物足りないと感じる方にこそ、レアカラーゴールドのジュエリーをおすすめします。

パープルやブラックといった珍しいものもありますが、ここではレアカラーゴールドのなかでも人気の3つをご紹介します。

グリーンゴールド(GG)

 

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割金にシルバーを用いた「グリーンゴールド(GG)」。
青金とも呼ばれます。

イエローゴールドほど黄味が強くなく、ホワイトゴールドよりも肌色に近いグリーンゴールドは、イエローゴールドがしっくりこないという方にこそ試していただきたいゴールド。

他のカラーゴールドと比べると少し柔らかい特性があります。

レッドゴールド(RG)

ピンクゴールドよりも赤みが強い「レッドゴールド(RG)」。

赤金とも呼ばれ、割金もピンクゴールドと同じ銅が用いられます。

ローズゴールドとも呼ばれ、華やかな印象のゴールドです。

他のカラーゴールドと比べると硬く、傷がつきにくい半面、加工がしにくいといった特性があります。

ブラウンゴールド(BG)

割金にシルバーと銅を用いた「ブラウンゴールド(BG)」。

シルバーと銅の比率によって、穏やかな色調を実現。

混同されがちなのが「シャンパンゴールド(CG)」。

ゴールドに銀、亜鉛、パラジウムなどを加えており、ブラウンゴールドに用いられる割金と種類が異なります。

POINT

  • カラーゴールドの定番はイエロー・ホワイト・ピンク
  • ジュエリーは合金が基本で、加える割金の種類によって色調を変えることができる
  • レアカラーゴールドはグリーン・ブラウン・レッド

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