いま40代・50代の大人女性が若い頃、ファッションの流行ってどんな感じでしたか?
今よりもっとわかりやすく「紺ブレ+白Tシャツ+デニム」「厚底ブーツ」「ラベンダー色」など、ひとたび流行すれば、周りの誰もがそのアイテムを身につけていたのではないでしょうか。
しかし近年はファッションの方向性が多様化し、同世代でも着こなしのテイストはさまざま。
昔のように流行の服 VS 定番の服 のような二択でなくなった結果、「定番」がはっきり存在しなくなったように思います。
とはいえ、服を選ぶときには依然として「あんまり流行を追ったものより、定番のデザインがいいかな」「これは定番だから長く着られるかも…」など「定番」の文字が浮かびますよね。
ではいったい、いまの時代の「定番」とはどんな服をいうのでしょうか?
今回は、そんな「定番」の定義や、手持ちのアイテムを今の時代に合わせてアップデートするコツなどを解説します。
「定番」とはどんな服のこと?

「定番商品」という呼び方は、食品から観光・エンタメの世界まで広く使われていますが、語源はやはりファッション・アパレル業界です。
商品の型番の決め方はメーカー・ブランドによって色々な法則があるものの、毎年売れ続ける商品は同じ型番で作られ続けることが多く、いつしか「固定の型番」=「定番」と呼ばれるようになったそう。
また「バーバリーといえばトレンチコート」「リーバイスといえば501」のように、ブランドを代表するアイテムも、そのブランドの定番商品と呼ばれます。
ただ、定番商品だからといって、何年もまったく同じデザイン・素材ではないことがポイントです。
たとえば同じ白いシャツでも、丈や肩幅、衿の形、腕まわりのゆとり感、ボタンの大きさなど、トレンドも意識しながら、少しずつ細部を変化・進化させていることがほとんど。
だからこそリピーターも多く、「気に入ってたけど、なんか時代に合わないな…」などと思われることなく、長く愛されているのですね。
いわゆる「定番」アイテムとは
お店やファッション誌などで、「定番アイテム」と紹介されている服といえば、以下のような特徴があるのではないでしょうか。
- あまり凝った装飾のないシンプルなデザイン
- 黒・白・グレー・ベージュなどのカラー
- いつの時代も店頭に並んでいたアイテム
具体的には以下のようなアイテムが挙げられると思います。
定番といわれるトップス
白いコットンのシャツ・ボーダーの長袖Tシャツ・グレーのスウェットなど。



定番といわれるアウター
テーラードジャケット・デニムジャケット(Gジャン)・トレンチコートなど。



定番といわれるボトムス
いずれも本当にベーシックで、どれとどれを組み合わせても違和感なくコーディネートが決まりますよね。また、思い切り流行のアイテムと合わせても受け止めてくれる安心感があるものばかりです。
40代・50代女性の「新・定番服」を見つけよう
定番アイテムはコーディネートしやすく安心…とはいうものの、では10年前、20年前のジャケットとデニムを「定番だから」とそのまま着ておしゃれに見えるのかというと少し微妙です。
上記で紹介したアイテムも、最初に書いたように、まったく昔と同じではなく、少しずつリニューアルして今の空気を感じるデザインにアップデートしています。そのまま着ると、サイズは入ったとしても、やっぱりしっくりこないという人が多いのではないでしょうか。
とはいえ、じゃあ昔の服は全部ダメなのかというと、そうでもないのがファッションの面白いところ。
ポイントは、全部昔のアイテム同士ではなく、今のシルエット・デザインの服と組み合わせてみることです。鏡の前で自分の姿を見て、このまま外に出かけても素敵だなと思えたらぜひこれからも着て下さい。
しかし、「なんか違う」と感じたら、たとえ同じ色や形のアイテムでも更新するべきサインです。
さらに、時代が変わっても存在し続ける息の長い定番商品もある一方、最近買った服でも、たとえば去年も今年もいい感じで着こなせて、自分らしいと感じられるアイテムもまた「定番」と呼んで良いのでは。
その視点では、いま40代・50代の女性の「新定番」として、以下のようなアイテムもおすすめです。
Iラインスカート
アルファベットの「I」のようなストレートなロングスカートです。「難しそう」と思うかもしれませんが、黒などベーシックなカラーなら、ストレートパンツと置き換える感覚で意外とコーディネートしやすく、それでいて今っぽい印象に仕上がります。
ニットアンサンブル

半袖や長袖のクルーネックニットとカーディガンがセットになったアンサンブルは、デニムからフレアスカートまで色々なボトムスと合わせやすく、お出かけにも仕事にも使えて便利。
スニーカー
スポーティ・カジュアルな着こなしではなく、スーツやスカート・ワンピースなど、あらゆる着こなしにスニーカーを合わせるのもすっかり定番となりました。
JAL・日本航空のLCC(格安航空会社)であるZIPAIRでは、キャビンアテンダントも制服にスニーカーを履いているなど、きちんとした/エレガントさの求められる服装でも市民権を得た感がありますね。
スニーカーは各ブランドにシグネチャーモデルが存在しますが、ボリュームをおさえたローテクタイプの中では、3本のラインが特徴のadidas(アディダス)のSAMBAや、CONVERSEのAll Starなどのシリーズは定番中の定番。


大人女性はもちろん、誰にとっても、定番の条件には「身体に心地よい」が欠かせませんよね。
長く愛されてきた定番商品や、ここ最近手放せないお気に入りのアイテムは、どれも着心地や素材が良かったり、体型に合っているものが多いのではないかと思います。
数は多くなくても、着ていて幸せを感じる「新・定番服」をぜひ見つけてみてください。
POINT
- 「定番」とは、少しずつアップデートしながら長く愛されているアイテムのこと
- ベーシックなシャツやデニムは昔も今も定番アイテム
- いまの気分に合ったお気に入りの「新定番」も見つけよう
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!







