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【2024-2025秋冬トレンド】「トラッド×華」で定番を遊ぶ。ヴィンテージ・シックなムードと2つの「レス」

2024年-2025年秋冬(AW)のファッショントレンドは?

「美しい装い」「エレガンス回帰」の流れがゆるやかに広まりながら、2つの「レス」もファッションに影響を与えている2024-2025秋冬シーズン。

レディスを中心に、2024-2025秋冬(AW)ファッショントレンドのポイントをお届けします。

2024-2025秋冬トレンドの全体傾向は?

トラッド&ベーシックの再解釈

底流としては、長く愛されている定番を再解釈・アップデートする傾向が継続拡大しています。

特に2024-2025秋冬シーズンは、ジャケットやピーコートなど基本のテーラードアイテムが充実。トラッド感が強まりそう。そこに華やかさをプラスする「トラッド×華」の着こなしが基本に。

 

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甘さがポイント!ヴィンテージ・シックなムードが拡大

 

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トラッドなアイテムの外しとして、「ロマンティック」「スウィート」「フェミニン」といった甘さや優しさの演出が増加。ウール×メタリック、レザー×フリルなど甘辛ミックスレイヤード、遊び心が欠かせないシーズンに。

ヒントは過去に。50年代のレトロな女優のようなレディライクムードや80年代・90年代テイスト、70年代/00年代のボヘミアンテイストなどをエッセンスにしたスタイリングがより強調される方向。

ルミネの秋冬ビジュアル、かなり遊びのあるヴィンテージ・シックなミックスカルチャー感!

シルエットはウエストを意識した構築的なエレガント路線が進展

全体のシルエットは、ボクシーシルエットのジャケット、ウエストマークのXラインドレスなど構築的でエレガントな方向。コントラストを意識して。ベルトを使ったスタイリングも増加しています。

「華」アイテムのトッピング効果

ビスチェやジレなどプラスワンアイテムでコントラストを見せるスタイリングは、春夏から続いて拡大。「異素材ミックス」と「ボリューム感のコントラスト」がカギ。

昨年の秋冬から人気の「キラキラ」「もふもふ」要素は、さらにこなれた感じで取り入れられそう。

フリルやリボン、パールやビジューなどのスウィートなディテールも増加しています。

「グランパコア」が注目キーワードに⁈

遊び心あるレイヤードスタイリングは、リボンなどバレエ要素のある「バレエコア」、スポーツミックスの「ブロケットコア」などのキーワードと呼応しています。この秋冬はメンズでも流行の、おじいちゃんっぽいトラッド感を遊ぶ「グランパコア」が注目されそう。

現代のファッションに影響を及ぼす2つの「レス」とは

流行はゆるやかに取り入れ、過去とのリミックスで、長い季節をカバーして…。現代のファッションを語るのに見逃せないのが、タイムレスシーズンレスという2つの「レス」傾向です。

タイムレス

定番の再構築、過去とのリミックスがトレンドの中心になっている現代。

サステナビリティ(持続可能性)マインドの浸透もあり、すでに持っている服や作られていた服をを愛着を持って着こなす「タイムレス」志向が多くの人に備わってきました。

ユーズド(古着)の活用も広まっていますし、過去の定番をリモデルするケースもあり、ヴィンテージ・シックなムードの一因にもなっています。

特に日本は2人に1人が50代以上の国。流行を追うというより、自分らしくゆったり楽しむ派が多くもなりますよね。

なお海外で最近、モノトーンやニュートラルカラーの、控えめでトレンドに左右されないタイムレスなファッションをdemure(デミュア、控えめな)と呼んでいるのだそう。このワードにも注目ですね!

★ユニクロはクレア・ワイト・ケラーと「lifewear」…タイムレスな定番の提案を推進。

 

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シーズンレス

日本のマーケットでは、気候変動などの影響で暑い期間が長くなっており、秋服の立ち上がりに変化が起きています。

素材は夏でカラーは秋イメージの「秋色夏服」や、シーズンレスで長い間着られるデニムなどのユーティリティアイテムを土台に、ジレなどのプラスワンアイテムで季節感を演出…といった温度調節がしやすいコーデ提案が増加。

★「もふもふ」ジレのワンポイント投入で秋ムード。着脱で残暑にも対応!

いっぽう暖冬対策として、ウールロングコートなどよりも短丈のアウター、中綿コート、アウター代わりになる厚手カーディガンなど長い期間着られるライトなアウターが人気に。

気温も意識したレイヤードスタイリング提案がますます重視されそうですね。

2024-2025秋冬・注目のカラー・素材・アイテム

COLOR──カラー

昨年AWからの注目カラー「」が、リアルトレンドとして2024-2025秋冬シーズンに登場。

鮮やかなレッドを効かせるコーデもいいですし、レザーに見られる濃厚な赤(バーガンディ、ボルドー)も注目カラー。

 

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他にもベリー感のあるパープル、グリーンやブルーなどエレガントな差し色に注目。

モノトーンは定番人気ですが、黒のように使える濃いめのブラウンカーキに注目。ブラウン系の濃淡でまとめたり、逆に明るいカラーと組み合わせるのも新鮮。

FABRIC──素材

シアー素材人気は継続。初秋から長い期間着られるのがポイントです。シアー感のある薄手ニットは活用していきたいアイテム。

ドレッシーな「華」素材…サテンベロア、メタリック素材もデイリーに投入して。この手の素材はあえてツイードなどのトラッド素材に合わせるのも旬。バッグなどの小物で取り入れても。

ヴィンテージ感のあるエレガントなレザーが復活。レース、チュールとの組み合わせでコントラストを出すのも素敵。

チェックは秋冬の定番人気素材。グレンチェック、ハウンドトゥースなど英国調のムードに注目。

柄はヴィンテージ感のあるドット(水玉)やアニマル、幾何学柄も増加。

フラッフィー、シャギー、ボア…もふもふ素材も人気拡大!1点で秋冬モードになれるのがメリット。

ITEM──アイテム

ジャケットは気持ち大きめのテーラードジャケットが主流に。

上質な素材のジレ/ベスト×ボトムの組み合わせや、ブラウス×スカートなどのセットアップは、働く大人の女性のリアルクローズ。コーデのバリエーションも豊富で長い期間着られて活躍!

 

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ジレ単体や、キャミワンピオールインワンなど「上下ひとつながり」アイテムも人気拡大。

ケープの再解釈にも注目。アウターからシャツブラウスなどのインナーまで、袖のボタンを外してケープ風に着られるといった、着こなしに幅を持たせるディテールが楽しい。
幾何学模様がレトロクラシックな雰囲気に。

 

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トップスはマニッシュなシャツやボリューム袖やフリルなどの“映え”ブラウス、レディライクな半袖ニットなど。
ボトムは、パンツはワイドパンツやカーヴィパンツ、バレルレッグなど“太パンツ”が人気拡大、スカートはエレガントな素材のナロースカートプリーツスカートなどで女っぽさを高める方向。

キラキラアイテムも人気拡大スパンコール、メタリック、グリッター…素材でも注目した「キラキラ」感は、ニットの一部に使われるなど、使われ方もこなれてきました。

気軽にトレンド感を出したい方は靴やバッグなどの小物で取り入れてみて!

POINT

  • 2024-2025秋冬はトラッド×華…定番を再解釈して遊ぶシーズン。ヴィンテージ・シックなテイストが強調されそう
  • より長く着る「タイムレス」や気候変動の影響からの「シーズンレス」傾向は拡大
  • 甘めな華アイテムを加えるレイヤードテクニックが多彩に

また注目のアイテムの傾向など紹介していきますね。お楽しみに!

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