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春に注目の「シャーリング」とは?ギャザーやタック、プリーツなどとの違い

少しずつ春を思わせる暖かい日が増えてくると、軽やかな素材・デザインの服を手に取りたくなってきますよね。

春夏の洋服でよく見かけるのが「シャーリング」と呼ばれる、生地に細かいひだを作ったデザインです。立体感やふわっとした空気感のある動きが生まれるため、身体のラインをより美しく見せてくれる効果もあります。

今回は、この「シャーリング」と、似たデザインであるギャザーやタック、スモッキング、プリーツ、ドレープ、ラッフルなどの意味を解説します。

服のデザインに使われる「シャーリング」の意味

シャーリング(shirring)には英語で「ひだをつける」という意味があります。

一定の間隔を空けて何段か縫ったあとで下糸を引っ張ることで細かいひだを作る技法です。

通常の糸を使う糸シャーリングはおもに装飾目的で使われ、ふんわりと動きのあるシルエットが目を楽しませてくれます。

ゴム糸を使うゴムシャーリングは伸縮性のある仕上がりになり、ワンピースやスカートのウエストや袖部分、オフショルダーのトップスの肩が落ちてこないようにフィットさせる目的でもよく使われます。

「そういえば小さい頃、夏休みにはこんなワンピースを着ていたな」と思い出す方も多いのではないでしょうか。

ギャザーやタック…シャーリングと似た言葉との違いは?

布地に細かいひだを寄せることで美しい動きを生み出すシャーリング。

それと似たデザイン・名称はいろいろあります。「違いがよく分からない」という方もいるのでは。

  • ギャザー
  • タック
  • スモッキング
  • プリーツ
  • ドレープ
  • ラッフル

そこで、以下にそれぞれの意味や使われ方を解説します。

ギャザー

「ギャザー」は英語の「gather=集める」からきており、布を一箇所に寄せて小さなひだやしわを作る技法を指します。シャーリングでは周囲がオープンなひだを作れますが、ギャザーはあらかじめひだが作られた状態で片側を縫い、固定してしまうことがほとんどです。

タック

「タック」は英語の「tack」で、もともとは「小さな釘を打つ」という意味があるそうです。生地を折りたたんで縫い、立体的なシルエットを作る技法です。

ほどよいふくらみを持たせることができるため、スカートやパンツのウエスト部分によく使われます。

プリーツ

「プリーツ(pleat・英語)」も、同じく生地を規則的に折りたたんでひだを作る技法ですが、タックと違って連続でひだを作るのが特徴です。

アイテムとしては、学生服をはじめプリーツスカートがポピュラーですが、トップスやバッグ・スカーフといった小物でも上品なアクセントして好まれるデザインです。

スモッキング

「スモッキング(smocking)」は、布を縫い縮めてさまざまな模様を作る装飾技法で「農夫の作業着」を意味する “smoc” から来ています。小さい子が幼稚園などで着るスモックも同じ語源です。

ヨーロッパの民族衣装では、シャーリングと同時に、糸のカラーを変えてスモッキングを施したデザインも見られます。

ドレープ

「ドレープ」はフランス語の “draper”からきており「布をかける」や「布で覆う」という意味があります。

シャーリングやプリーツが比較的細かいひだを作るのに対し、ドレープはゆるやかで流れるような布の動きを作るのが特徴です。

ラッフル

「ラッフル(Ruffle)」も古い英語の”ruffelen=乱れる・波打つ”が語源で、布を集めてゆるやかなひだやフリルを作ります。衿元や裾などの装飾によく使われます。

ワンピース・スカート・ブラウス…春夏はシャーリングアイテムが豊富

2024年の春夏は、シャーリング使いのアイテムも豊富に揃っています。

シャーリングブラウス

まずは華やかさや軽快さのあるブラウスで手軽にシャーリングデザインを取り入れてみてはいかがでしょうか。

シャーリングワンピース・スカート

ロング丈のワンピースやスカートも、春から夏にかけて活躍してくれるアイテムです。



シルエットにメリハリや動きが生まれるので、さりげなく体型をカバーしつつ着こなしを楽しめるのも良いところ。

POINT

  • 今季流行の「シャーリング」は、細かくひだを作ったデザイン
  • シャーリングはオープンで均等なひだ、ギャザーは片側が固定されているのが違い
  • 春からはブラウスやワンピースでシャーリングデザインを楽しんでみて