アニバーサリー

「結婚おめでとう!」英語のお祝いメッセージ例文。よくある間違いも解説

ジューンブライドの季節である6月。

しかし2020年現在、新型コロナウイルスの影響で披露宴やパーティを中止・延期にせざるを得ないカップルも増えています。

結婚する友人や親戚・職場の仲間に、直接会ってお祝いできなくてもご祝儀やプレゼントを贈りたい…そんなときには、ちょっとおしゃれな英語のメッセージつきのカードを添えてみては?

今回は、英語で定番の祝福メッセージと、うっかりやってしまいがちなミスもあわせて紹介します。

メールやSNSで海外の友人にお祝いメッセージを送るときや、自分が英語のお祝いメッセージを受け取ったときにも参考にして下さいね。

定番は”Congratulations”(おめでとう)を使って

結婚祝いのメッセージ、まず最初に伝えたいのは「結婚おめでとう!」という素直な気持ち。

「おめでとう」はCongratulationsを使います。

Congratulations on ~ で「~おめでとう」をあらわすので、

”Congratulations on on your wedding.”

または

”Congratulations on your marriage.”

と書きます。

欧米の市販のメッセージカードでよく見かけるのは以下のようなフレーズです。

”Congratulations on your wedding! Best wishes for a long and happy marriage.”

(ご結婚おめでとうございます!いつまでもお幸せに)

仲良し同士では”Congratulations!” を短縮して “Congrats!”(コングラッツ) と言うことも。

また、”Congratulations, ︎KEN and ︎︎MARI!”のように、結婚するふたりの名前を続けるとさらに気持ちが伝わりますね。

なお、古いしきたりでは、女性に向かって”Congratulations!”と声をかけるのは、「苦節○年、やっと結婚できておめでとう」というニュアンスになり、なかなか結婚できなかったように取られてしまうので避けましょう…といわれていましたが、現代ではほぼ男女差はなくなっています。

心のこもったひとこと、気の利いたひとことを付け加えるなら

Congratulationsを使って祝福の言葉を伝えたあと、さらに付け加えるのにおすすめの表現も紹介します。

「とてもうれしく思っている」という気持ちを伝えるメッセージ

”I’m very happy for you! ”(私もすごく嬉しいです!)

複数からのメッセージであれば、I’m を We’reに変えます。

新郎新婦に「やったね!」のひとこと

”You finally tied the knot!”(ついに2人は結ばれたのね!)

”tie a knot”は「結び目を作る」という熟語ですが、”tie the knot”になると「結婚する」という意味になります。

末永い幸せを祈るフレーズ

”I(またはWe)wish you both everlasting happiness. ”(末永くお幸せに)

”Wishing you many happy years ahead.” (幸せがずっと続きますように)

仕事関係・年上の知人などへ、フォーマルなお祝いの言葉

一般的に、”May”を使うと比較的フォーマルな表現になります。

”May the love and happiness you feel today shine through the years.”

(この日の愛と幸せがいつまでも続きますように)

”Wishing you a future filled with happiness.”

(お二人の未来が幸せで満たされますように)

同級生・同僚などカジュアルなお祝いの言葉

親しい相手には、ちょっとユーモアのあるお祝いの言葉もいいですね。

”Live,Love,Lough,and be Happy!”

(生きて・愛して・笑って・幸せになってね!)

”Here’s to a long and happy marriage!”

(長く幸せな結婚生活のはじまり!)

“Sweets are forever.”

(いつまでもラブラブでいてね)

”What a lucky man your husband is !”
(あなたの夫になる男性はなんて幸運なの!)

結婚祝いメッセージ、結びの言葉は?

手紙やメールの最後に使える「締め」のフレーズも紹介します。

  • Warmly,(心をこめて)
  • With love, /Lots of love,(愛をこめて)
  • Best wishes,(幸せを祈ります)

”Best wishes,”の後に、どのような未来を祈っているか書き添えるのも素敵ですね。

”Best wishes for a fun-filled future together.”(お二人の幸せあふれる未来を祈ります!)

気の置けない友人同士では、”xoxo”=”Hugs and kisses.”(ハグとキスを送るね!)もよく使われます。

日本人がやってしまいがちなミス3つ

自分でメッセージを考えたときについ書いてしまうのが、

”Happy wedding!”

などの、Happyを使ったメッセージではないでしょうか。

おそらくHappyを使ってもポジティブな感情は伝わると思われますが、基本的には”Happy”は誕生日・祝日など、何もしなくても歳月とともに自動的に訪れる行事のみに使います。

  • Happy Birthday!(誕生日おめでとう!)
  • Happy New year!(あけましておめでとう!)
  • Happy Easter!(イースターおめでとう!)

など。

いっぽう、結婚・出産・合格・就職など、その人が望んで手に入れた結果にはCongratulationsが使われます。

  • Congratulations on your graduation!(卒業おめでとう!)
  • Congratulations on your baby!(赤ちゃん誕生おめでとう!)

などがその例ですね。

Congratulationsの最後の”s”を忘れずに

日本人が特にうっかりしやすいのが”Congratulations!”の最後、複数形をあらわす”s”を忘れてしまうこと。

英語では、祝福(Congratulation)や感謝(Thank)などには”s”をつけて、「数え切れないほどの祝福(または感謝)」を示します

日本でいうと、香典袋の水引は「結び切り」にして二度と起こらないように、「出産祝い」ののし袋は「蝶結び」にして何度でも繰り返すことを願う…といった感覚でしょうか。

wedding「結婚式」と marriage「結婚」の混同

weddingは結婚式当日、セレモニーのことを指しますが、 marriageはこれからの人生全部を意味したもの。

”Congratulations on your wedding day.”

はOKですが、”marriage day”にはできないというワケですね。

POINT

  • まずは”Congratulations”でお祝いを
  • 相手によってさまざまなお祝いのフレーズを使い分けて
  • ちょっとしたミスにも気をつけよう