「人の見た目の印象は、髪型で9割決まる」
…そんな言葉もあるほど、第一印象を左右するのが「髪」です。
全く同じ服を着ていても、髪が整っている時とそうでない時では別人のように違って見えたりしますよね。
しかし、年齢を重ねると、単にヘアスタイルの問題ではなく、髪質や地肌由来の悩みも増えてきます。
今回は、大人女性の髪悩みで多い「白髪」「薄毛」について考えてみます。
もちろん、髪の悩みは信頼できるプロ(美容師さん)に相談するのがベストですが、なにかと忙しい大人女性の毎日に、自宅でできるケアや手軽な対策も紹介していきますね。
白髪は染める?隠す?見せる?
30代からスタートする人も少なくない白髪染め。
しかし、いちど白髪染めを始めるとずっと染め続けないといけないため、費用もかかりますし、髪や地肌へのダメージも蓄積していきます。
自宅でリタッチ(伸びてきた根元の白髪だけ染め直すこと)をしている人も多いですが、その時間と手間も馬鹿になりませんよね。
「白髪染め以外の選択肢ってないのかな?」
「そろそろ何か対策したいけど、どうしたらいい?」
と迷っているなら、まずは以下のようなアイテムで試してみて、それでもダメなら白髪染めを検討してみてはいかがでしょうか。
手軽に「隠す」、ヘアマスカラ
ちょうどまつげ用のマスカラと同じように、黒やブラウンのカラーを塗って隠せる「ヘアマスカラ」。
白髪が前髪の一部など限定的なら、お出かけ前にサッと塗るだけで一日中隠せて、汗や雨などで濡れてもほとんど色落ちしません。
(シャンプーや数日の時間経過で流れ落ちます)
表面をコーティングするだけなので、髪や地肌にやさしいのもメリットです。
筆者も、前髪まわりに白髪が増えてきたため市販のフォームタイプのカラー剤を使ってみたのですが、数回目から地肌にかゆみが出てきてしまい、現在はこちらを使っています。
自然にカバーできる「カラートリートメント」
「白髪の数は少ないものの、全体にみられる」という場合は、お風呂で毎日のトリートメントを、自然なカラーリング効果がある「カラートリートメント」に変えるのもおすすめです。
黒髪部分と同じレベルに染まるような即効性はありませんが、使っているうちに自然なブラウンに染まり、メッシュを入れたようなおしゃれなイメージに仕上がります。
白髪をきれいに見せる「グレイヘア」
全体に対して白髪の量が増えてきたら、最近ではあえて隠さず「グレイヘア」として美しく見せるほうを選ぶ人も。
おしゃれなグレイへアの作り方やおすすめ書籍については、上記の記事もぜひ参考にしてくださいね。
薄毛や分け目が気になるなら
40代に入った頃から「分け目やつむじの地肌が目立つ……」という悩みも増えてきます。
「髪の重みで根元が引っ張られてボリュームがなくなるから、ロングヘアをあきらめた」という人も。
お悩みのレベルにもよりますが、自分でできることもいろいろありますので紹介していきますね。
分け目を変えてボリューム出し
いつもセンター分けの人は、日によって左・右と分け目を変えてみるだけで、根元が立ち上がり地肌が見えにくくなります。
美容師さんに「日によって分け目を変えたい」と伝えれば希望に合わせてカットしてくれますので、相談してみてくださいね。
10秒で完了!「シェーディングパウダー」
髪を束ねたときの分け目や、おでこの生え際が気になる時に、顔のメイクに使う「シェーディングパウダー」をポンポンとつけるのもおすすめです。
10秒で完了するから朝の忙しい時でも手軽に対策でき、もともと顔用なので地肌へのダメージも心配ありません。
1個1,500~3,000円程度で2~3ヶ月は使えますのでコスパも上々。
ただ、洋服を脱ぎ着する際や、帽子の内側などに触れると色がついてしまいますので注意してくださいね。
女性向けスカルプケアも
スカルプケアローションを使ったケアを同時進行しておくのも良いですね。
男女問わないものもありますが、女性の肌質を考えた女性専用の製品も色々出ています。
筆者も数年前からこちらを使っています。
単純にマッサージが心地よいのと、とにかく香りが良く癒されるので続けていますが、顕著な発毛効果というよりは、進行していない・前ほど気にならない…という印象です。
すぐには変化が実感できないかもしれませんが、5年先・10年先に向けたケアも今から始めてみては。
進行してきたら「ウイッグ」もあり
薄い部分が広範囲になってきたら、部分的に毛量をプラスするウイッグも選択肢に入ってきます。
最近は品質も良くなっているので自然にカバーが可能。費用は多少かかりますが、自信を持って日々を過ごせるようになるなら検討の価値はありますよね。
POINT
- 大人女性の印象を決めるのに「ヘアスタイル」は重要
- 白髪の悩みは、マスカラなどで「隠す」、カラートリートメントで「染める」、思い切って「グレイヘア」も
- 薄毛や分け目は「ヘアスタイル」「シェーディング」「ウイッグ」で対策
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!