— ジュエリーの基礎知識 —

服の首元とネックレス、どう合わせる?8つの襟元でベストバランスを比べてみました

ネックレスと服の相性は、首元の開き(ネックライン)の線と、ネックレスのラインの関係で決まります。

基本ルールは「ネックラインとネックレスが重ならないようにする」と覚えておくとうまくいきます。

この記事では、クルーネックからシャツカラーまで、8種類の首元のデザインにそれぞれショートネックレスとロングネックレスを合わせて比較してみました。

それぞれの印象の違いや合わせ方のコツも紹介していますので、お手持ちのトップスを思い浮かべながら読んでみてくださいね。

首元とネックレスの相性を決める、3つの基本ルール

組み合わせに迷ったら、次の3つの基本ルールに当てはめてみてください。

ルール1:ネックラインとネックレスが重ならないように

ネックレスのトップやチェーンは洋服の首のラインと重ならないようにしましょう。重なると、せっかくのネックレスが目立たなくなるばかりか、服にひっかかって形が崩れてしまうことも。

留め具の位置を調節して、服のネックラインより少し上、または下に合わせましょう。どうしても重なってしまう場合はアクセサリーを変更するほうが安心です。

ルール2:同じラインか、あえて対比させるか決める

たとえば、Vネックのニットなら、先端に一粒パールや石のついたペンダントを合わせると、どちらもVラインになり、落ち着いてまとまりのある印象になります。

逆に、スクエアネックにシンプルなチェーンだけのショートネックレスを合わせたり、クルーネック(丸首)に長めのラリエットで縦の線を加えたりすると、元気で動きのある印象に。

その日のお出かけ先や気分で選んでみてください。

ルール3:長さは大きくショート・ロングに分かれる

ネックレスをオンラインで購入するときなどは「〇㎝」と書かれていてもピンと来ませんよね。

よくあるサイズは、鎖骨の上(約35〜40cm)、鎖骨のすぐ下(約40〜45cm)、鎖骨と胸の間(約50〜60cm)、胸より下(約70cm〜)の4段階です。

この記事では、前の2つをショートネックレス(チョーカーを含む)、後ろの2つをロングネックレス(ラリエットを含む)と呼びます。

▼ネックレスの長さの名前と目安については以下の記事でも詳しく解説しています

ネックレスの長さの目安と名前の一覧。長さ調節の方法もご紹介!

▼ネックレス・ペンダント・チョーカーの違いについては以下の記事でも詳しく解説しています

「ネックレス」と「ペンダント」の違いとは?さらに「チョーカー」との違いは? 

首元のデザイン ショート ロング ひとこと
クルーネック △ ◎ ネックラインと重なりにくいロングがおすすめ
Vネック ◎ △ Vの内側におさまるショートがおすすめ
ボートネック ○ ○ 比較的どちらも合う
スクエアネック ◎ △ ショートの一粒パールや石がおすすめ
タートルネック △ ◎ ロングがイチオシ
ハイネック(普通) △ ◎ ロングまたはやや長めのショートもOK
ハイネック(端メロウ) ○ ○ どちらも合う
シャツカラー ◎ △ 襟の中おさまるショートタイプがきれい

◎おすすめ/○合う/△ひと工夫

「クルーネック」にはロングネックレス

クルーネックの黒いコットンカットソーに、襟元の縫い目に重なるショートネックレス(左)と、縦に落ちるロングネックレス(右)を合わせた比較
クルーネックに、ショートネックレス(左)とロングネックレス(右)

クルーネック(丸首)にはロングネックレスがおすすめ。

クルーネック(丸首)とショートネックレスは、ちょうどラインが重なり、トップのパールや石が隠れてしまいそうです。(左の画像)

短いネックレスなら思い切ってチョーカーを選ぶと良いですね。

ロングネックレスにすると、チェーンが生地の上に細いV字を描き、首がすっきり長く見えますし、洗練されたイメージになります。

ざっくりしたニットなど秋冬素材には、少し存在感のあるコインなどのペンダントトップや太めのチェーンを合わせるとさらにバランスが整います。

23区 2WAYチェーンコイン ネックレスicon

23区 2WAYチェーンコイン ネックレス

「Vネック」にはショートネックレス

ネイビーのVネックニットに、Vの内側に収まるショートネックレス(左)と、Vの縁を横切るロングネックレス(右)を合わせた比較
Vネックに、ショートネックレス(左)とロングネックレス(右)

Vネックには、Vの内側に収まるショートネックレスがベスト。

肌の見える面積が広い分、小さな一粒石のアクセサリーでも十分引き立ちます。

トップがVの先端より少し上に来る長さを選ぶと、首元の線とペンダントの線が同じ方向を向き、きれいにまとまります。ロングネックレスが好きな方はラリエットがおすすめです。

▼ラリエットとY字ネックレスの違いについては以下の記事でも詳しく解説しています

「ラリエット」とは?「Y字ネックレス」との違いと使い方・結び方

「ボートネック」はどちらも合う

白いボートネックのトップスに、小粒のショートネックレス(左)と、縦のラインをつくるロングネックレス(右)を合わせた比較
ボートネックに、ショートネックレス(左)とロングネックレス(右)

肩に向かって横に広く開くボートネックは、どのタイプのネックレスにも合うデザインです。

ショートネックレスなら、小さな石やパールのついたものを合わせると引き立ち、上品できれいめな印象になります。

cui-cui ダイヤモンド ティアドロップ ネックレス K10YGicon

cui-cui ダイヤモンド ティアドロップ ネックレス

ロングネックレスなら少しモードな雰囲気に。

どちらもあまり大ぶりでボリュームのあるものより、華奢なデザインのネックレスを選ぶのがコツです。

「スクエアネック」にはショートネックレス

深いグリーンのスクエアネックに、開きの内側の肌に収まる丸いトップのショートネックレス(左)と、水平な襟元を横切るロングネックレス(右)を合わせた比較
スクエアネックに、ショートネックレス(左)とロングネックレス(右)

首元が四角く開いたスクエアネックには、対照的に丸い石や一粒パールのショートネックレスがおすすめです。四角からネックレスがはみ出さないようにするときれいにまとまります。

COMME CA 一粒パールネックレスicon

COMME CA 一粒パールネックレス

また、スクエアネックはその個性的なラインが主役ともいえるため、潔くネックレスを着けないという選択も素敵です。

「タートルネック」にはロングネックレス

ブラウンのタートルネックニットに、折り返した襟の上に乗るショートネックレス(左)と、ニットの上に長く垂れるロングネックレス(右)を合わせた比較
タートルネックに、ショートネックレス(左)とロングネックレス(右)

首元にボリュームのあるタートルネックは、ロングネックレスがもっとも映えるデザインです。

短いネックレスは、折り返した襟に乗ったり、逆に隠れてしまったりとおさまりがイマイチ。(左の画像)

ニットを背景にネックレスが主役として引き立つ70〜80cmのロングネックレスがおすすめです。「ニットだけだとシンプル過ぎ?」「胸元がのっぺりして見える」というときに足すだけで手軽におしゃれ度がアップします。

INDIVI 大人トップロングネックレス(ブラウンのタートルネックに着用)icon

INDIVI 大人トップロングネックレス

▼タートルネックの種類と、ハイネック・モックネックとの違いについては以下の記事でも詳しく解説しています

タートルネックとはどんな形?ハイネック、モックネック、ボトルネックとの違いも

「ハイネック」もロングネックレス&細めチェーン

ライトグレーのハイネックニットに、襟の外に出した細いショートネックレス(左)と、ロングネックレス(右)を合わせた比較
ハイネックに、ショートネックレス(左)とロングネックレス(右)

折り返しのないハイネックも、基本はタートルネックと同じでロングタイプの方が合わせやすいデザインです。チェーンはすっきりした印象になる細めのタイプがおすすめ。

INDIVI クリスタルビーズY字ロングネックレス(モックネックに着用)icon

INDIVI クリスタルビーズY字ロングネックレス

タートルネックと違い折り返しでネックレスが隠れる心配はないので、ネックラインのすぐ下くらいにチェーンや石が来るように調節すると、上品な華やかさが演出できます。

「メロウネック」にはどちらも合う

ベージュのメロウネックの薄手トップスに、極細チェーンのショートネックレス(左)と、小さなパール付きのロングネックレス(右)を合わせた比較
メロウネックに、ショートネックレス(左)とロングネックレス(右)

この秋冬も、シアー(透け感)素材を使ったメロウネックのトップスはトレンドで、ジャケットやニットのインナーとして出番の多いアイテムです。

裾の端を波状に巻いたメロウ仕上げの襟元は、どちらのタイプのネックレスにも合います。

薄く繊細な生地に極細チェーンのショートネックレスを合わせると女性らしく柔らかな印象が増します。

ロングネックレスも、大ぶりのパーツや太めのチェーンを使ったものより、細いチェーンやパールなどの優美なディテールのものが好相性です。

「シャツカラー」にはショートネックレス

第1ボタンを外したボルドーのシャツに、襟の開きに収まるショートネックレス(左)と、襟やボタン列に重なるY字ロングネックレス(右)を合わせた比較
シャツカラーに、ショートネックレス(左)とロングネックレス(右)

シャツカラーには、第1ボタンを外した開きの内側に収まるショートネックレスがおすすめです。襟やボタンなど服に立体感があるため、そこにロングネックレスを重ねると邪魔になることも。(右の画像)

特にオフィスで白や淡いカラーのシャツを着る場合は、襟の中から透明感のある小さな石やパールがのぞく程度の控えめなデザインが上品です。

秋冬に多い、ボルドーやネイビーなど濃色のシャツなら、ゴールドのチェーンもよく合い、大人っぽくリッチな印象に仕上がります。

STYLE DELI バロックパール ミニマルチェーンネックレス(グレーのシャツに着用)

STYLE DELI バロックパール ミニマルチェーンネックレス

Q. タートルネックにネックレスは合いますか?

はい、よく合います。70cm前後のロングネックレスは、無地のニットが背景となって引き立ちます。ショートネックレスは折り返しに埋もれやすいので、着けずにイヤリングにするのもおすすめです。

Q. Vネックに合うネックレスの長さはどれくらいですか?

トップがVの先端より少し上に収まる長さで、約40〜45cmが目安です。Vが深いニットならもう少し長めに。ロングネックレスはチェーンがVの縁と重なるので、合わせるなら細いY字タイプが向いています。

Q. クルーネックにショートネックレスは合いませんか?

ネックラインとネックレスが重なると、ネックレスがきれいに見えないため、調整しても重なる場合は避けた方が無難です。もっと短いチョーカー丈を選ぶか、ロングネックレスで縦の線をつくると、首元がすっきりまとまります。

■POINT

  • ネックレスは首元の開きと重ならないよう、少し上か下に離すのが基本
  • Vネック・スクエアネック・シャツカラーはショートネックレス、クルーネック・タートルネック・ハイネックはロングネックレスが合わせやすい
  • ボートネックと薄手のハイネックはどちらもOK