自分にジュエリーを贈る人、増えています
40代・50代、そして60代を迎えるうち、人生にはいくつもの節目が訪れます。
誕生日、昇進、子育て卒業、退職——そのどれもが、自分をねぎらい、未来へ歩み出すきっかけになるものです。
そんな時に「自分自身へジュエリーを贈る」という選択をする女性が増えている印象があります。
「節目」に自分を祝うという考え方
人に贈るばかりだったギフト。そろそろ、自分に贈る時間があってもいい。
ジュエリーは、形に残り、肌に触れ、自信や気分をさりげなく支えてくれる存在。誰かの目線よりも「自分が好き」かどうかを大切に選びたいアイテムです。
特に今回は、50代からのご褒美ジュエリーの選び方の3つのポイントと、選ぶアイテムのアイディア10選をお届けします。
ご褒美ジュエリーを選ぶときの3つのポイント
自分へのご褒美なのですから、もちろん自分軸で自分の好きに選べばいい!…のですが、何か指針がほしい時は以下の3点を意識するのもいいですね。
自分の「テイスト」「肌色」に似合う素材を選ぶ
たとえば、黄み肌さんならゴールド系、青み肌さんならシルバーやプラチナ系が肌になじみやすい傾向があります。パーソナルカラー診断を活用するのも安心材料のひとつ。
また、シンプル・フェミニン・モードなど、ふだんの服のテイストに合うかどうかも大切な判断材料。
年齢とともに似合うデザインは変わる
若いころに好きだった華奢なジュエリーが、今はなんだか物足りない。そんなことはありませんか?
肌のトーンや顔立ちの変化に合わせて、少し大ぶりなデザインや質感のある素材を取り入れるのもおすすめです。
オン・オフ兼用?それともハレの日専用?
「毎日つけたい派」にはシンプルで邪魔にならないアイテムを。「特別な日に自分を高めたい派」には存在感のあるデザインを。使用シーンを想像しながら選ぶことで、後悔のない買い物になります。
自分の記念日に贈りたいご褒美ジュエリーのアイディア10選
節目の記念にもなり、長い期間愛用できる自分へのご褒美ジュエリーのヒントを10種類選んでみました。
01:18金(K18)ネックレス|定番の輝きで失敗なし
肌なじみがよく、年齢を問わず使える18金(k18)。40代・50代以降はメッキやGPよりも「本物素材」を選んで長く愛用するのがおすすめ。
チェーンネックレスも良いですし、シンプルな一粒ダイヤやプレート型のモチーフなら、オンオフ問わず使えます。
シンプルなチェーンやデザインチェーンをすでにお持ちなら、ヘリンボーンチェーンはいかがでしょう。
張りがある幅広のコマが連なるヘリンボーンチェーンネックレス。フラットな重厚感と肌に沿うなめらかな着け心地。メイドインジャパンのしなやかなへリンボーンチェーンは、1点で主役級の存在感!
異なるデザインのチェインやネックレスとのレイヤードもおすすめです。
02: パールピアス・イヤリング|冠婚葬祭にも対応する永遠のベーシック
フォーマルシーンだけでなく、今やカジュアルにも使えるパール(真珠)のピアスやイヤリング。
女性の素肌を最も美しく見せてくれると言われるパール。
あこやパールや、あえて不揃いなバロックパールを選ぶのも◎。日常にさりげなく品格を添えてくれます。
あこやパールの持つ虹色の艶めきを堪能できるピアス。「月のしずく」の別名を持つパールに合わせ、パールの台座を横から見ると、三日月のモチーフが浮かびます。
ベーシックなジュエリーだからこそ、さりげなく差のつく仕上がりに。結婚式などのオケージョンにも身に着けられる、リュクスな素材を使った永遠のベーシックアイテムは、タイムレスにご愛用いただけるジュエリーです。
03: 誕生石リング|意味があるから毎日つけたい
自分の誕生石をあしらったリングは、まさに「自分のためのジュエリー」。
意味やストーリーを持つアイテムは、身につけるたびに前向きな気持ちをくれます。細身のデザインなら重ねづけも楽しめます。家族の誕生石と組み合わせたデザインで、お守りジュエリーにしても。
実は誕生石は2021年に増えているのです!新しく追加された誕生石を取り入れるのもおすすめです。
04: シンプルな地金ブレスレット|大人の余裕を手元に
さりげなく光る地金ブレスレットは、時計や他のアクセとも好相性。袖口からちらっと見えるだけで、手元が華やぎます。華奢すぎないボリューム感を選ぶのが大人女性のコツ。
シンプルタイプはもう持っているという方、個性的なデザインにチャレンジしてみては。
有機的な蔓の美しい曲線を表現したバングル。くるりと翻る柔らかなフォルムは手元に美しい曲線を描きます。螺旋状に巻き付く蔓が自由に伸びるように、リラックスしたムードをもたらせてくれそうです。ボリューム感があるためコーディネートのアクセントにも。
05: ロングネックレス|着こなしに変化を
プレーンなニットやワンピースに、ひとつ足すだけで華やぐロングネックレス。Y字型や2連タイプなど、揺れる動きのあるデザインが人気です。1点ものの作家作品なら個性も際立ちます。
「かぶり」タイプのロングネックレスは、年齢を重ねても使いやすいことが多いですね。
80cmのベネチアンチェーンにスクリューチェーンのタッセルをプラスしたロングネックレス。ボリューム感のあるスクリューチェーンとクールなオニキスの輝きが落ち着いた大人の雰囲気に。
06: カラーストーンピアス・イヤリング|顔映りの良さや色味で選ぶ
全身はシックでも、耳元に顔映りのよいカラーを取り入れると華やかな雰囲気に。
自分の「パーソナルカラー」に合うストーンを選ぶと、肌や表情がパッと明るく見えます。たとえば、サマータイプの方はアメジストやローズクォーツ、オータムの方はシトリンやガーネットなどがおすすめ。
また、よく着るファッションのベースカラー(黒、ネイビー、ブラウン…)との相性を意識してもいいですね。
お茶会がテーマのコレクション。茶葉をイメージしたカラーストーンが散りばめられた華やかな揺れるピアス。お茶がじんわりと抽出される優しいグラデーションを連想させる落ち着いたカラーリングが魅力です。
07: 名入れジュエリー、イニシャルジュエリー|世界にひとつだけ
名前やイニシャル、記念日を刻めるジュエリーは、まさに“自分のための証”。ジュエリーを探すときは名入れサービスがあるかどうかもチェックしてみてくださいね。
気軽に「世界にひとつだけ」を楽しむならイニシャルジュエリー。
ミル打ちを施したクラシカルなデザインの繊細なイニシャルネックレス。さりげないイニシャルモチーフはどんなネックレスとも合わせやすく、お手持ちのネックレスとの重ね着けもおすすめ。
パーソナルな感覚で世代問わず人気のイニシャルモチーフ。ご自身のイニシャルとしても、大切な人、ペットのイニシャルを身につけても。常に寄り添ってくれる特別なネックレスです。
08:チャーム|気分で変えられる遊び心
取り外し可能なチャームは、TPOや気分に合わせてアレンジ可能。ひとつネックレスチェーンを決め、複数のチャームを集めて“その日の気持ち”で選ぶのも楽しいスタイルです。
色とりどりのカラーストーンを集めたり、個性あるキャラクターやラッキーモチーフを集めたり…と、自分らしいコレクションが作れるのも魅力。
希望に満ち大きく羽ばたくフェザーをモチーフに”輝く未来への渇望”と原点からの「変革」を表現し、ラボグロウンダイヤモンドを贅沢にあしらった象徴的なデザイン。
09: 天然石のボリュームリング|コーデのアクセントに
落ち着いた色味の天然石は、シンプルなコーディネートに「一点効かせたい」日に重宝。シルバーとの組み合わせなら洗練された印象に。カジュアルスタイルの格上げにもおすすめです。
色や柄の出方に個体差があり、オンリーワンのジュエリーに出会えるのも魅力ですよね。
シンプルでオーセンティックなジュエリーを展開する<TOM WOOD(トムウッド)>のリング。北欧特有のクリーンでモダンなデザインが特徴。
ノルウェーを象徴する国の石であるラルビカイトを使用、シルバーの洗練された輝きが存在感を引き立たせます。
10: 作家もののジュエリー・アクセサリー|“本当に欲しい”が見つかる
大量生産では出せない、温かみと個性。自分の感性にピンと来たジュエリーやアクセサリーを持っていると、それだけで日常が豊かに。人と被らない「私だけの一品」が手に入ります。
個性的な作家もののアクセサリーは、ふだんの生活にもクリエイティブな感性をプラス。
aya iiizumi/アヤ イイイズミ の、刺繍ピアス刺繍糸、スパンコール、ビーズの3つの素材を使って、タイルを表現したシリーズ。細いビーズは縦と横で配置することで同じ色でも異なる色に見え、アクセントに。裏は革で仕立ててあり、強度としなやかさがあり、着け心地も優しいです。
手作業で作られているため、同じデザインでもひとつひとつ表情や形や大きさに多少違いが見られますが、それぞれの個性としてご理解ください。
作家もののジュエリーであれば、さらに貴重。宝石も石のカットもデザインももうその1点限り!という、運命の1点ものもあるのです。
クリエイティブなジュエリー・アクセサリーには、作家さんの展示会やイベント、百貨店やファッションビルのポップアップなどで偶然出会う楽しさもありますので、ぜひ足を運んでみて。
ハンドメイドマーケットminneやCreemaなどで独自の作風を持つ作家さんを探すのもいいですね。
自分を大切にする「マインド」としてのご褒美ジュエリー
記念日に自分へ贈るジュエリーは、モノとしての価値だけではありません。それは「今までの私、これからの私を祝福するマインド」の具現化のようなもの。
たったひとつの指輪、ネックレス、ピアスが、10年先もあなたの背中をそっと押してくれるかもしれません。
だからこそ、価格より「意味」で選ぶことが大切。心から好きだと思える一点と、今日のあなたが出会えますように。
POINT
- 40代、50代、60代…人生の節目の記念に!自分にジュエリーを贈ろう
- 「ご褒美ジュエリー」は自分の肌色やテイスト、具体的な着用シーンを意識するのもよい
- 定番のK18ネックレス、パールピアスから一点ものまで…10のアイディアを参考に、自分へのご褒美を楽しく探してみて!
▼自分軸でジュエリーを選ぶヒントはこちらにも。
▼退職記念におすすめのジュエリーブランドは?
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。