腕を認められた老舗ジュエラーが集まるパリ1区の「ヴァンドーム広場」。
パリ1区は、ルーヴル美術館やオランジュリー美術館もある芸術の発信地。
そのパリと、日本のカルチャーの発信地「青山」にオマージュを捧げた日本のジュエリーブランド「VENDOMEAOYAMA(ヴァンドーム青山)」。
【日本のジュエリーブランド】を紹介するシリーズ、第三回目は「VENDOMEAOYAMA(ヴァンドーム青山)」。
意外と知られていない展開ブランドもご紹介。
ヴァンドーム青山とは。6つのブランドと歴史
1974年、南青山2丁目に第1号店をオープン。
ダークトーンにゴールドを効かせた重厚な店舗の外装は、パリの老舗ジュエラーを彷彿とさせます。
当初は象牙を用いたファッショナブルなジュエリーを展開。
三味線の撥(ばち)を作る職人の家に生まれた創業者の山田稔だからこそ、美しくモダンな「象牙」を用いたファッションジュエリーを生み出すことができたのです。
素材開発から取り組んだK10素材を発表、日本の市場に「K10(じゅっきん)」を浸透させました。
また、百貨店1階(デパ1)にブライダルリングをいち早く展開し始めるなど、ヴァンドーム青山は多様なアプローチで日本の女性たちのジュエリーを身につける楽しみを与えました。
細いリングの重ねづけなど、手頃な価格で「ジュエリーを楽しむ」ため、さまざまなアプローチを行なったのです。
運営会社は株式会社ヴァンドームヤマダ(Vendome Yamada Corp.)。
事業内容アクセサリーの企画・販売・輸出入です。
VENDOMEAOYAMA(ヴァンドーム青山)
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ゴールドとプラチナがメインの「VENDOMEAOYAMA(ヴァンドーム青山)」。
トレンド感あるファッションジュエリー・アクセサリーをシーズンごとに提案しています。
全体的に華奢なフォルムのジュエリーが多く、重ねづけにも最適。
ボリュームがあっても繊細さを漂わせるジュエリーは、年代問わずに愛されています。
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また、数多くのコラボレーションも行なっており、建築家である隈研吾とのコラボジュエリーも注目を集めました。
VENDOMEAOYAMA BRIDAL(ヴァンドーム青山ブライダル)
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指を一番美しく見せるラインをディテールまで追求する「VENDOMEAOYAMA BRIDAL(ヴァンドーム青山ブライダル)」。
一生を彩るブライダルリングだからこそ、指先を一番美しく見せるラインやダイヤモンドのセッティング、つけ心地にこだわっているのです。
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ダイヤモンドもラウンドからペアシェイプ、エメラルド、マーキス、プリンセスカットといった多様なシェイプを取り揃えています。
また、パリのヴァンドーム広場からインスパイアされた、ヴァンドーム青山のオリジナルカットのダイヤモンドも展開。
デザインは王道、しかし細部にこだわりを盛り込みたい方におすすめのブライダルジュエリーです。
va VENDOMEAOYAMA(ヴィエーヴァンドーム青山)
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カラーストーンを豊富にあしらった「ME&FRIENDS」、ダイヤモンドジュエリーのコレクション「MY PRECIOUS」。
そしてシルバーアイテムやペアジュエリーのコレクション「STEADY」と、素材やデザインごとにラインを展開しています。
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平均価格も3〜5万円。
数千円のアイテムもあるため、カジュアルでファッショナブルなジュエリー・アクセサリーを探しているならぴったり。
ビビッドな天然石と貴金属のコントラストを楽しみたい方におすすめです。
L.A.H(エル・エー・エイチ)
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シルバーをメインに、「ありのままの自分が主役」というコンセプトを掲げた「L.A.H(エルエーエイチ)」。
アンカーモチーフやボールモチーフといった、インパクトフルなデザインは、ひとつでモードな仕上がりに。
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シルバーの持つ白い輝きを余すことなく堪能できるボリューム感は、ジェンダーレスに楽しめます。
VENDOME BOUTIQUE(ヴァンドームブティック)
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素材の美しさを生かしたコスチュームジュエリーブランド「VENDOME BOUTIQUE(ヴァンドームブティック)」。
コスチュームジュエリーならではの目をひくデザインや、エナメルなどの素材使いが特徴。
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ミニオンや旭山動物園とのコラボジュエリーも展開。
「伝えるのは、命」という旭山動物園の理念に共感した、動物の取り巻く環境について考えるきっかけになる動物たちの生き生きとした表情を映し出したジュエリーは、売上の一部を「あさひやま “もっと夢” 基金」に寄付しています。
plus vendome(プラスヴァンドーム)
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「自分自身を「+」に導くSelf empowerment jewelry」というコンセプトを持つ「plus vendome(プラスヴァンドーム)」。
余剰在庫を持たない、エコパッケージを採用といった作りの面と、長く使えるようリペアに力を入れる、タイムレスなデザインという、作りとデザイン、二つの面からサステナブルジュエリーを叶えています。
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ベーシックな「STANDARD」、冠婚葬祭にならないシックな「PEARL」。
体のラインに寄り添い溶け込むような「BODY」など、ストーリーも感じるコレクションラインナップ。
POINT
- 1973年、神奈川・横浜で誕生した「ヴァンドーム青山」
- ブランド名はパリの「ヴァンドーム広場」と日本の「青山」から
- 日本の市場に「K10(じゅっきん)」を浸透させた
- ヴァンドーム青山以外には、ヴィエーヴァンドーム青山やL.A.Hなどを展開
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。