夏の終わりが近づくと、そろそろ意識したいのが帽子や日傘など夏のファッションアイテムのお手入れです。パパッとやってしまいたいところですが、夏の疲れが残っていて、後回しにしてしまう…なんていう方も多いのではないでしょうか?
翌年も気持ちよく使うためには、早めにお手入れして保管しておくことをおすすめします。
そこで今回は、帽子や日傘、サンダルなどのファッションアイテムのお手入れ方法と収納方法をお伝えします。アイテムごとにお手入れ方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
お手入れが必要な夏のファッションアイテムは?
夏は薄着で汗をかくため、どうしてもファッションアイテムに皮脂汚れがつきやすくなります。また、強い紫外線に当たって、変色や劣化していくのも懸念される点です。そのため、シーズン終わりにおこなうお手入れは欠かせません。
お手入れを怠って保管すると、次の年に出したときに「カビ」や「サビ」で使えなくなっていた…なんてことも。
お手入れが必要なアイテムは、麦わら帽子のような夏用の帽子、日傘、サンダル、アクセサリーなど。
これらを長持ちさせるためにも、夏が過ぎたらきちんとお手入れしておきたいですね。
アイテム別・夏のファッションアイテムのお手入れ方法
夏のファッションアイテムは、汗じみや日焼けで劣化していきます。ですが、お手入れ方法って、具体的にはどうやればいいの?と思った方もいますよね。
ここでは、帽子・日傘・サンダル・アクセサリーのお手入れ方法をアイテム別に紹介していきます。
夏物帽子のお手入れ方法
熱中症や日焼けを防ぐために欠かせないのが、夏物の帽子です。汗じみだけでなく、ファンデーションが前面について汚れてしまうので、しっかりとお手入れして清潔に保管しておく必要があります。
「丸洗いOK」と表示されている布やポリエステル製の帽子は、手洗いするか、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うだけ。とってもお手入れが簡単です。
一方、天然素材あるいはペーパー素材の麦わら帽子は、水に弱いので水洗いはNG。
また、汗で濡れたまま放置しておいたり、水洗いして乾ききらないまま保管したりすると、カビが生えてくることも…。
麦わら帽子は、シーズンオフのときだけでなく、使用中も月に1度はお手入れすることが望ましいでしょう。
お手入れ方法は次のとおりです。
- 麦わら帽子全体とスベリ(帽子の内側に縫い付けられた汗どめテープのこと)を乾いた歯ブラシで軽く擦って、ホコリや汚れを落とす
- スベリの部分を温かい濡れタオルで拭き取る
- スベリにファンデーションの汚れが付いている場合は、メイク落とし用のクレンジングシートで拭き取る
- 水に浸した濡れタオルを固く絞り、麦わら帽子全体を濡らさないように拭く
- 日陰でしっかりと乾燥させる
麦わら帽子は型崩れが心配なので、洗濯バサミは使わず、平置きで干してくださいね。
日傘のお手入れ方法
日傘は、洗える素材と洗えない素材があるため、それぞれお手入れ方法が異なります。
<綿や麻素材の洗える日傘>
- 日傘を広げて、全体を水で濡らす
- 洗剤が少量入った水にスポンジを浸し、日傘をなでるように擦る
- 汚れが落とせたら、シャワーですすぐ
- 水をよく切り、乾いたタオルで水分を拭き取る
- 日傘を広げて、日陰でしっかりと乾燥させる
<撥水加工されたもの、絹素材などの洗えない日傘>
- ブラシでホコリを落とす
- タオルで軽く汚れを拭き取る
洗える日傘でも、どうしてもシミが取れない日傘の場合は、クリーニングに出すという手もあります。ただし料金は高めです。
サンダルのお手入れ方法
サンダルも素材によってお手入れ方法が異なるので、素材別に紹介します。
<ビーチサンダル(ラバー・EVA素材)>
- シャワーで汚れを洗い流す
- 中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け置きする
- ブラシで汚れを落とし、よくすすぐ
- 風通しの良い日陰で乾燥させる
<革製サンダル>
- よく絞った濡れタオルでやさしく汚れを拭き取る
- 風通しの良い日陰で乾燥させる
ひどい汚れの場合は、革専用クリーナーを使ってくださいね。
<布製、スウェードサンダル>
- タオルをぬるま湯に浸して、よく絞る
- タオルに洗剤(中性)を含ませる
- サンダルの汚れを叩いて取る
- 落ちない汚れはブラシで擦る
- 乾いたタオルでサンダルの水気を取り除く
- 風通しの良い日陰で乾燥させる
洗剤を使うと色落ちしてしまう素材もあるので、目立たない箇所で必ず色落ちするかどうかの確認が必要です。
ジュエリー・アクセサリーのお手入れ方法
ネックレスやピアスなどのジュエリー・アクセサリーは、汗や皮脂が原因で、くすんだりサビたりしやすくなっています。
特に汗をかく夏場は、使ったら布で軽く拭き取るだけでいいので、毎回おこなうことをおすすめします。
素材によっては、水洗いも可能ですが、水に弱いジュエリーやストーンが付いている場合は、丁寧に布で拭き取る程度にとどめておきましょう。
あとからくすみやサビに気づいて、慌ててお手入れしたり、メンテナンスに出したりしなくて済むように、普段からサッと拭く習慣をつけておくとラクですよ。
夏のファッションアイテムの収納術
次の夏シーズンまで使わないファッションアイテムはフタ付き収納ケースに入れて、クローゼットや押入れの上段に保管しておきます。下段は湿気が溜まりやすいので、長期保管には向いていません。アイテム別に小分けにしたり、小さな収納ケースに入れたりしておくほうが、入れ替えがラクになります。
日傘やサンダルはスペースに余裕があれば、玄関の靴箱の上段に保管しておけばOKです。そのまま保管しても問題ありませんが、スッキリ見せたいのであれば、通気性のある靴収納ケースにサンダルを入れておいてもいいでしょう。IKEAのSKUBB(スクッブ)シューズボックスが使いやすくておすすめです。
保管する際は、どのアイテムもしっかりと湿気対策をして、カビの発生を防ぎましょう。
夏物を正しい方法でお手入れして、翌夏もファッションを楽しもう!
夏のファッションアイテムを長持ちさせるためには、正しいお手入れ方法でメンテナンスをしてから保管することが重要です。
紹介した方法は「ちょっと面倒くさい…」と思ったら、クリーニングに出せるアイテムは出してしまいましょう!自分に無理のない方法を選ぶのも、モノを大切に長く使っていくためのポイントです。
夏物のお手入れが終わったら、次の夏もおしゃれを楽しめるように上手に保管してくださいね。
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整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロ。片付けコラムニストとして整理収納や時短家事の記事を多数執筆。「家事は素早くラクに」がモットー。インテリアや整理収納で暮らしを整え、人生を豊かにするヒントをお伝えできたらと思っています!