2026-2027年秋冬(AW)シーズンのファッショントレンドはどうなる?
エレガンス方向の潮流が拡大し、「クラシック」「エレガント」への回帰がキーワードでもスタイルでもはっきり表現されていくシーズン。
表情・質感のある素材、テーラードを代表とするきちんと感、端正、上品、レディライクといったムード、春夏シーズンにも掲げた「甘さ×知性」を表すマニッシュ×フェミニンの大人っぽいバランスが重要に。
そして特に日本では「暑い秋」の課題があり、温度変化とのバランスを取りながら装いを楽しむシーズン。実用性と個性や装飾性を両立するスタイルが主流となっていきそうです。
レディスを中心に、2026-27秋冬(AW)ファッショントレンドのポイントをお届けします。
2026-27年秋冬(AW)ファッショントレンド
【全体傾向】感情を呼び覚ませ!変わる世界の中で、人々はより人間的/民族的ムードに惹かれる
インフレ移行期の先行き不透明な経済、生成AIの急激な発展など、大きく変動する世界。その中で、人間性や多様性を表現するファッションの在り方も次の時代へ。
デジタル生活、インフラとしての実用ファッションが定番化したからこそ、「アナログ」「身体感覚」「直感」「人間らしい感情」「特別な装い、装飾性」が改めてクローズアップされそうです。
また国際的なスポーツイベント(例えば2026年夏のワールドカップ)などで、人々が自国や地域の伝統的な装いや民族性を楽しむ姿が以前よりも目立っていましたよね。
「ローカル」「フォークロア」「地理的な影響」「歴史の記憶」などを再認識・再解釈する気運が高まっています。
2026秋のルミネのシーズンビジュアル、キャッチコピー「感情を悪者にせずいきましょう。」とフォークロア感を感じるスタイリング、まさに時代のムードを象徴していますね。
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2026-2027年秋冬(AW)ファッショントレンド|3つの視点
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2026-2027秋冬(AW)のファッションは、クラシック&エレガントなデザイン性や装飾性への回帰が強まります。
キーワードとしても今期はクラシック&エレガント(クラシカルエレガンス)/レディライク/ニュー・ロマンティックといった表現がよく見られるので要チェックですね。
1.クラシック&エレガント時代!「レディライク」の復権
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数年前から取り上げてきたエレガントの潮流ですが、実際の市場はシンプルで実用性の高いファストファッションが強く、拡大はゆるやかでした。
しかし、今期は強さを持ったロマンティックスタイル─例えばフリルやレースディテール、パフスリーブ、ビスチェなどの増加や、着こなしとしてより明確な「レディライク」(上品で女性らしい雰囲気)ムード──テーラードジャケット×ストレートスカートのスーツなどが具体化。
VOGUEの掲げる「Updated Lady」── クラシック&エレガントな淑女のイメージを強調する時代がやってきそうです。
この流れでモダン・テーラリング…テーラードジャケットが復権。
ボクシー、ジャストフィット、タキシード、クロップド、ペプラム付きなどバリエーションが非常に多く、パンツスーツだけでなくスカートスーツも増加しているのが特徴的です。
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2.普通の服を新しく──スタンダードミックス
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いっぽうで昔からある日常着──シャツ、スクールアイテムなどにフェミニン要素を組み合わせる「スタンダードミックス」感覚も活発化。継続人気のスポーツ/ユーティリティの流れも合流し、
ジャケット×レース/制服イメージのシャツ×フェミニンスカート/スポーツブルゾン×きれいめボトム
のような「異なるコードを混ぜる」スタイリングが重要になっています。
3.新品なのに“記憶”を感じる――モダンノスタルジアとリッチな素材感
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「モダン・ノスタルジア」「フォークロア&ヴィンテージ」ともいえる愛着と記憶のムードが拡大。
手編みニットや古い柄、民族的な刺繍などが注目されています。
ここで大事なのが素材感。
触ってみたくなる服、表情のある服が重要で、ツイード、ベルベット/ベロア、スエードやヌバックを含むレザーなど長く愛されてきた上質でリッチな素材感を今のスタイルに落とし込む方向が広がっています。
2026-27年秋冬(AW)注目のトレンドカラー・素材は?
COLOR──ベーシックカラーは深くシックに。そこへ赤やブルーを効かせる
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この秋のトレンドカラー、最重要カラーはブラック。ランウェイではとても強かった色で、エレガントからゴシックまで幅広いテイストに。レースやシアー素材もブラックで秋冬感を演出できるのが強いですよね。黒×赤のドラマティックな配色もエレガント。
ブラウン系は、チョコレートやキャメルなど新しいニュートラルカラーとして継続。グレー・ネイビーはテーラリング、トラッドなど知的なスタイルの基調に。
アクセントカラーとしてはレッド、ブルー、ピンク/パープルなど。
この秋は配色も重要に。黒×赤の大胆でエレガントな配色だけでなく、ブラウン×ブルー、ブラウン×ピンク、赤×紫など、ちょっと意外な組み合わせが新鮮さを生み出します。
MATERIAL──上質でリッチ、“質感・表情のある素材”がより勢いを増しそう
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ベルベット/ベロア
→ 2026-27秋冬(AW)の象徴的素材。ドレスだけでなくスーツやカジュアルパンツにも。
ツイード
→ クラシック回帰を象徴。ジャケット、コート、セットアップなど。
レザー/スエード/ヌバック
→ 表面感のあるレザー、スエードはフェイク(エコ)も含めて人気拡大。クロコ型押しにも注目。
レース/シアー
→ 春夏から継続しつつ、黒や濃色で秋冬仕様に。
ジャカード/ゴブラン/ブロケード
→ アンティーク花柄や装飾的な織り。モダンノスタルジアの中心。
手編み風ニット/クロシェ
→ クラフト感、温もり、フォークロア。
サテン/光沢素材
→ ミニマルな服に華やかさを足す用途.
2026-27秋冬(AW)トレンド|デザイン・アイテムの重要キーワード10選
- テーラードジャケット/スーツ
きちんと感のあるテーラリングが本格復活。ボクシーだけでなく、ウエストを意識した女性らしいシルエットやスカートスーツにも注目です。 - ペプラム/ウエストシェイプ
オーバーサイズ一辺倒から、ウエストラインを意識するスタイルへ。ペプラムやベルト使いで、メリハリのあるシルエットをつくります。 - シャツ/ブレザー/スクール&プレッピー
シャツやブレザーなどのスタンダードアイテムが再浮上。制服やスクールテイストも、大人っぽく端正に取り入れるのが今季流。 - ストレート~ペンシルのミディスカート
レディライクなムードを象徴する、すっきり細長いスカート。ジャケットやシャツと合わせたクラシカルな着こなしが新鮮です。 - ドレープ/プリーツ/Iラインドレス
揺れや流れを感じさせるドレープやプリーツが、女性らしさを演出。身体を強調しすぎない縦長シルエットが大人にも取り入れやすい。 - ラッフル/フリル/リボン/コルセットディテール
ロマンティックな装飾が再び存在感をアップ。甘くまとめるのではなく、ジャケットやパンツなどマニッシュな服とのミックスがポイントです。 - ボリュームシルエット/コクーン/バルーン
丸みのある立体的なフォルムも継続。袖や裾など部分的にボリュームを取り入れ、シンプルな服にデザイン性をプラスします。 - レザーブルゾン/フライトジャケット/軽アウター
スポーティ&ユーティリティの流れから、ブルゾン系アウターも重要。日本の「暑い秋」にも使いやすい軽さがポイントです。 - ケープ/ステートメントコート
羽織るだけで装いが完成する、存在感のあるアウターが復活。クラシックなケープや大胆なフォルムのコートで冬のスタイルに個性を。 - ロング~ニーハイブーツ
ミディスカートやドレスの復活とともに、ブーツも長めの丈へ。脚を覆うロングブーツがレディライクな秋冬スタイルを引き締めます。
気になるアイテムについてはまた個別記事でも取り上げていきますね。
▼ペプラムについてはこちら!
2026-27年秋冬(AW)、日本の「暑い秋」対策
秋冬トレンドは素材や色から先取り。厚着は気温が下がってから
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さいごに、日本特有のリアルクローズ事情として特記したいのが「暑い秋」対策。
10月中旬までは気温も高く、軽い着こなしが求められます。
カラーを秋モードに寄せつつ、透け感、レース、薄手素材、軽い羽織りモノなどの「秋色夏服」がますます重要に。シアーベロア、薄手のフラッフィ素材といった暑い秋対応の素材も増えています。
レザーブルゾンやカーディガンなど「軽アウター」のバリエーションも拡大、「脱ぎ着で体感温度調節が可能なレイヤード」でブリッジコーデ(季節の橋渡しコーデ)。
またプラスワンするだけでトレンドを楽しめる、クラシックでエレガントな装飾系のパーツアイテムの人気もさらに高まりそう。
実用性×個性・装飾性。気温とバランスを取りながら秋気分を盛り上げる提案が重要ですね!
POINT
- 2026-27AWは「クラシック&エレガント」─エレガンスや装飾性が本格的に復活
- テーラリングやトラッドなど定番をベースに、レース、ベルベット、ツイード、レザーなど上質でリッチな素材感、赤やブルーなどのカラーを差し色にきかせて「自分らしく装う」方向へ
- 日本では「暑い秋」対策も欠かせない!実用性×個性・装飾性の提案が重要に!
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。




