夏を涼しく過ごせる！インテリアを夏仕様にアレンジするポイント【カラー・小物使い】

ジメジメして暑い夏は過ごしにくいと感じている人も多いのではないでしょうか。
冷房や扇風機などを使って暑さをしのぐ方法が一般的ですが、実は夏を涼しく過ごすには、部屋の見た目も大事なんです。
部屋のインテリアを夏仕様に変えるだけで、体感温度は変わってきます。

そこで今回は、ジメジメした夏を涼しく快適に過ごせるインテリアアレンジのポイントを紹介します。部屋に「涼」を取り入れてみたい人はぜひ参考にしてくださいね。

部屋に寒色系のアイテムを取り入れてみよう

寒色系とは、涼しげな印象を与えるカラーのことで、ブルーや青緑・青紫・ネイビーなどが代表的なカラーです。青緑はイメージしにくいかもしれませんが、代表的な青緑にはエメラルドグリーンがあります。寒色は青みがかっているのが特徴です。青緑や青紫は寒色ですが、緑や紫は中性色と呼ばれています。

そして、部屋のカラーに寒色系を取り入れると体感温度が3度下がると言われています。逆に、暖色系を取り入れると体感温度が3度上がるのだそう。室温が同じでも、視覚からの情報で6度も温度差があるというのは驚きですよね。

つまり、部屋に寒色系のインテリアを取り入れるだけで部屋が涼しく感じるんです。冷房の設定温度を下げずに済むので、電気代の節約効果もあり！

さらに寒色系のインテリアには、体感温度を下げて、部屋をクールな印象にしてくれるだけでなく、気持ちを落ち着かせたり、集中力を高めたり、狭い空間でも奥行きがあるように感じさせたりする効果もあります。

ですから、暑い時期はリビングダイニングはもちろん、寝室や勉強部屋にも寒色系のアイテムをぜひ取り入れてみてくださいね。

だからといって、壁紙を貼り替えたり、家具を寒色系に変えたりといった大がかりなアレンジはお金も時間も手間もかかります。なので、室内装飾品やインテリア小物などの気軽に取り入れられるアイテムをメインカラーやアクセントカラーとして使うのがおすすめです。

寒色系のインテリアをアクセントとして取り入れるなら、部屋のベースカラーはホワイト・グレーといった無彩色にすると、よりクールな印象になります。ホワイトなら爽やかさが、グレーならスタイリッシュさが増すでしょう。

「とにかく涼しい部屋に！」という人は、ブルー×ホワイトまたはブルー×グレーの組み合わせで部屋づくりをしてみてくださいね。

涼しさだけでなく、部屋に温かみを持たせたいのであれば、ベースカラーをベージュやブラウンにすると落ち着いた印象の部屋になります。濃いブルー×アイボリー（あるいはベージュ）、ネイビー×ダークブラウンなどの組み合わせは、クールななかにも安らぎを感じられるでしょう。

「涼しい部屋」といっても、好みはそれぞれ。自分の理想のインテリアスタイルをイメージして、色選びやアイテム選びをするとチグハグな部屋にはなりません。理想の部屋づくりのヒントとして、インテリア雑誌やInstagramなどで自分が好きだと感じる部屋をピックアップしておくと失敗しにくくなります。

寒色系のカラーを使うだけで十分に涼しげな部屋になりますが、夏らしい小物や雑貨を使うと、さらに夏の「涼」を満喫できますよ♪

＜夏らしさを演出するアイテム＞

上記に挙げたものは、視覚はもちろんのこと、聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感で夏を楽しめるアイテムです。

また、ラタンや竹のカゴに麻の生地を敷き、小物を入れておくといった小技を使うと、おしゃれで夏らしくなります。

ただし、アイテムを並べすぎるとごちゃごちゃして見えるので、アイテムは厳選して、自分のお気に入りが引き立つようなレイアウトを考えてくださいね。

夏を涼しく感じさせてくれる寒色系のインテリアは、どの年代にも合う爽やかな部屋にしてくれます。寒色にも濃淡や明暗でさまざまなカラーがあるので、自分が心地よいと感じる色を選ぶのが涼しげな部屋に仕上げるポイントです。

今回ご紹介したようなインテリアアイテム選びと配色のコツを参考に、夏を快適に過ごせる部屋づくりを楽しんでくださいね♪

整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロ。片付けコラムニストとして整理収納や時短家事の記事を多数執筆。「家事は素早くラクに」がモットー。インテリアや整理収納で暮らしを整え、人生を豊かにするヒントをお伝えできたらと思っています！