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整理収納アドバイザーが伝授!夏の旅行・帰省に役立つパッキング術

夏休みに入ったら、旅行や帰省をしようと計画している人もいるのでは?

そこで悩ましいのが旅行のパッキング荷造り)です。出発前からスーツケースのスペースに余裕がなく、帰りはお土産の荷物が増えてスーツケースのファスナーがなかなか閉まらない…

このような経験をしたことがある人もいるかと思います。旅行のパッキングに苦労している人はとても多いんです。

そこで今回は、海外・国内旅行を何度も経験している整理収納アドバイザーの筆者が、スーツケースやキャリーケースのパッキングのコツをお届けします。パッキングの際の小分けにおすすめのアイテムも紹介しますので、パッキングが苦手な人は参考にしてくださいね。

旅行のパッキングをする際の5つの基本

旅行のパッキングをスムーズに進めるためにはいくつかのコツがあります。

ここでは、荷造りする際のポイントを5つ紹介します。

①「使うかも」は持っていかない

心配性な人は「もしかしたら使うかも…」と荷物が増えがち。でも「持っていったものの、使わなかった…」という経験のある人も多いのではないでしょうか。

使うかどうかわからないモノは持っていかないと決めておくことも大切です。余計なモノを持っていかないように、事前に旅行に必要なモノをリストアップしておきましょう。

特にコンビニやスーパーなどで現地調達できるモノは、必要になったら購入すれば問題ありません。場合によっては、ホテルや旅館などで貸してもらえる場合もあります。

荷物が重くて行く前から疲れてしまう…なんてことがないように、身軽で出発するよう心がけてくださいね!

②コーディネートしやすい服を選ぶ

旅行に持っていく衣類は、かさばらないものを選ぶと省スペース化できます。シワになりにくい素材で、軽い衣類を選びましょう。

また、着回しできる服を選ぶとコーディネートしやすいので、持っていく服を減らせます。

参考:猛暑対策!40代・50代女性の夏旅行&帰省コーデと便利グッズ【2025年版】

行き先によっては服を少なめにして、現地調達もあり。リゾートワンピースやアロハシャツなど、現地のおしゃれを楽しむのもいいですよね♪

パッキングの際にコンパクトに畳んでおくことも大切です。

③荷物を全部そろえてからパッキングする

荷物が増えてしまうのは、必要なモノをあちこち取りにいきながら詰めていることが原因のひとつです。そうすると、必要なモノの全体量がわからないため、ついつい隙間にモノを詰めたくなってしまいます。

パッキングを始める前に、リストアップした持ち物を全部集めておきましょう。それから荷物を入れていけば、バランスよく詰められ、あとになってからの詰め直しもほとんどありません。

全体量を見ながらスペースに余裕を持たせてパッキングすると、お土産用のスペースが確保できます。

④「重いモノは下、軽いモノは上」に収納する

スーツケースは、キャスターが付いている側下側に重いモノを詰めるとスーツケースが安定します。軽いモノを下に入れてしまうと、重いモノに圧迫されてしまったり、開けてみると中身がぐちゃぐちゃになっていたりすることも……

ただし、ソフトキャリーケースの場合は中身が衝撃を受けやすいので、衣類を外側に詰めて、壊れやすいものを中央に詰めると安心です。

また、左右の重さのバランスにも気をつけてくださいね。

⑤荷物は「小分け」にする

洋服や小物などの荷物は、そのまま詰めてしまうのではなく、ポーチやジッパー袋を使って小分けにしましょう。

シーン別に分けておくと、旅行中のモノの管理も旅行後の荷ほどきもラクになります。

荷物を小分けにするときのコツ

荷物の分け方としては、

  • 1日目、2日目など◯日目に使うモノ
  • 身支度で使うモノ(化粧品、ヘアアイロンなど)
  • 旅先で使うモノ(ビーチサンダル、日傘など)

といった感じで、いつどこで使用するかで分けると管理しやすくなります。

ポイントは細かく分けすぎないこと。細かく仕分けると管理しにくく、ポーチの数が多くなるとそれだけスーツケースが重くなってしまいます。

衣類は圧縮袋を使ってコンパクトにまとめてもOKです。圧縮袋を使うとシワになりやすいので、行きでの使用は特に注意してくださいね。ただ、圧縮しないほうが壊れやすいモノの緩衝材としての役割を果たしてくれるので、なんでも圧縮袋に入れてしまうのは避けたほうがいいかもしれません。

空港や駅などで増えた荷物を入れるためにスーツケースを開けなければならないとき、中身が丸見えなのは恥ずかしいですよね。なので、ポーチやジッパー袋(ビニール袋でもよい)は、すべてが透明のものよりも柄物のほうが中身が見えにくいのでおすすめです。大小さまざまなサイズを持っていくと便利。

ポーチには洗濯の必要がないモノ、ジッパー袋には洗濯する下着類や乾ききらない水着といったように、ポーチとジッパー袋で入れるモノを分けると帰宅後の洗濯がラクになります。

また、旅先で買った瓶物や液体の食品などをジッパー袋に入れてからパッキングすると、万が一のときでも安心です。なので、ジッパー袋は数枚多めに持っていくほうがいいでしょう。

知っていると便利なパッキングアイテム4選

衣類圧縮袋のほかにも、旅行の際にあると便利なアイテムを紹介します。

  • クリアフォルダ:スカーフやネクタイを入れておくとシワになりにくい。
  • ビニール製シャワーキャップ:パンプスなどの靴を入れるのに最適!シャワーキャップに入れた靴をシューズバッグに入れるとさらに安心。
  • ランドリーネット:使用済みの下着類を入れれば、すぐに洗える。
  • 風呂敷:洋服のシワ防止、小物をまとめたいとき、お風呂に行くときなど、どんな用途でも使いやすい。

どれもかさばらない身近にあるアイテムなので、ぜひ活用してみてくださいね!

荷物を効率よく使いやすくまとめて旅行や帰省を楽しもう!

せっかく楽しみにしている旅行や帰省も、パッキングがうまくいかないとスーツケースのなかをガサゴソと探すことになって物事がスムーズに進みません。
けれども仕組みさえつくってしまえば、パッキングに煩わされることなく旅行を楽しめます♪

今回ご紹介したパッキングのポイントを参考にして、荷物がすぐに出し入れできる工夫をしてみてくださいね!